書物蔵

古本オモシロガリズム

雑誌

年の瀬に掘り出しΣ(・ω・ノ)ノ! ∩(・ω・)∩ばんじゃーい

聞いて驚け(σ・∀・)σ さうぢゃの、わちきが友人にそそのかされて、高円寺なる古書会館をうろついていたと思いなせぇ(。・_・。)ノ うー、さみぃさみぃ。。。(ガラリと戸をあけて会場へ這入り)さて、順番に雑本をあさるとしやうかの。ぢゃ、最初の棚から。 …

坪内氏の雑誌保存論に賛同す

誰ぞは、坪内祐三『総理大臣になりたい』166-168頁を読んだかしら。 総理大臣になりたい作者:坪内 祐三出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/07/11メディア: 単行本(ソフトカバー)と、誰かさんに云はれたので、スワ、書物蔵の批判でもあるのか(゚∀゚ )アヒャ と…

杉原四郎の雑誌研究

中村 宗悦. 杉原先生の経済雑誌研究と私. 環 : 歴史・環境・文明.. 39 2009.Aut. 257〜259 杉原四郎 [著]. 思想史研究と雑誌. 一橋大学社会科学古典資料センター, 1984.3. 16p ;Y95-84A2371 杉原四郎 著. 日本の経済雑誌. 日本経済評論社, 1987.8. 206p ; IS…

「雑誌には滅びゆくものゝ美がある

といったら、誇張にすぎるであらうか?」といったのハ、青木実さん。昭和5年6月8日のこと。「図書の形式を以て、最も現代思潮に近く歩みを続けるものは恐らく雑誌であるだらう。」としつつ、 古雑誌を言はるる嘗つては思潮及び流行の同伴者であった雑誌たち…

扶桑書房さんの創業年

原紙で楽しみにしているこの連載を読む 内堀弘「夢の跡:「薔薇十字社」から四十年」『図書新聞』(3113) p.- (2013年06月08) つぎのところで全文読めるよ。 http://toshoshimbun.jp/books_newspaper/week_description.php?shinbunno=3113&syosekino=6173 こ…

のんきな雑誌編集者?

「のんきな雑誌編集者」とて川副国基が『近代文学の風景』に、雑誌の巻号表示のミスについて書いている。投稿で人気の『文章世界』大正4年1月号も2月号も、ともに132号になってしまっていて、翌年7月号を見ると直っているとか。 ついでに目次と本文表題がズ…

雑誌概念成立事始?:書籍ト新聞トノ中間ナル小冊とはナニそ

意外と役に立つ著作権史研究 近代書盗、ぢゃなかた初頭、かの偉大なる福沢諭吉先生が福澤屋諭吉として活動して以来、ますます拡大する版権ないし著作権=ますます正しくなる日本国といふ一律な発展段階史観に一抹の反感があり*1、それゆえか著作権史の本を敬…

戦前期「納本」は10部も!(*ω*;)´´

発禁処分の全体像を描いたフローチャートがある、なんて知ってた?(σ^〜^) しばらくまへ、森サンに「発禁のフローチャートなんてないかすら(*´д`)ノ」と聞いたら、なんともあっさりと「ありますよ(´∀` )」と答へられ、なんともびっくり:(;゙゚'ω゚'):したこ…

雑誌年鑑(復刻版)の内容見本から

雑誌の通史を見るためにひっくり返した雑誌年鑑。実は元版でなく復刻版。昭和61年に大空社が3冊揃い分売不可で65000円で売り出したものぢゃ。ところが大空社は1999年4月に一度、倒産してしまい、それ以前の本が買えなくなってしまっておるのはマジメな図書館…

雑誌の通史 附・商報について

よく考えたら「商報」は通信、内報の下位でない きのふの陸軍パンフのエントリ書きながら、間宮商店の商報があれば業界誌になったかも、などと思ったが、ん?(・ω・。) 商報ってば、内報にも通信にも入らん概念のような気がしてきた。 よく考えたら、無意識に…

『明治文化研究会事暦』

こんなものを読んだ。 田熊サンズイ胃津子「『明治文化研究会事暦』以後」『書誌索引展望』4(2) p.16-19 (1980.5) たぐま・いつこ(親和女子大学附属図書館)さんは、最初、谷沢永一から『明治文化全集』の新版・旧版比較表があるといいといわれて始めたのが…

週刊誌の歴史

とりあへずさっくりとナンパクちゃん、ぢゃなかた南博『マス・コミュニケーション事典』などをチェック。週刊の雑誌は戦前から存在したが、結局、「週刊誌ブーム」で「週刊誌」なるものが成立したという図式になっていた。 「〔諸外国同様〕わが国の雑誌も最…

昭和12年における雑誌の統計上(見かけ上)の増加

同じ記事*1にオモシロ情報がほかにもあって。近年パンフレットの増加が著しいという(これについては十銭パンフレットと東京冊子出版協会についていちど書いた)。 また出版雑誌が激増しているという。その理由2つがオモシロい。 ひとつは「不穏文書取締法…

昭和前期、雑誌の多くが月刊誌であった

知っている人しか知らないが、戦前期、新聞や雑誌は内務省への登録制であった。 ゆえに「廃刊」とか「休刊」といった概念があった(もちろん今もあるが、起源はやはり戦前。とくに廃刊という用語は明治初めからある。ただし創刊は明治末から)。 つまり、警…

雑誌史およびエロ雑誌史

新宿展でひろったもの。 昭和の雑誌グラフィティー: 1945年〜1988年. -- コスミック出版, 2010.4. -- (Cosmic mook) 国会Y94-J16945 戦後の雑誌を通覧する、ってーのは、じつは意外とない。福島じゅうろうさんのがあったが、これもそれもタイトルインデック…

雑誌の表紙・背表紙にある「第三種郵便物認可」の表示について

『日本雑誌協会史 第一部 大正・昭和前期』(p.6)につぎのようなことが。 M10.1.-M13.7 定税逓送免許 M13.8.1ーM15.12 定期刊行 M16.1.1ーM20.3 駅逓局認可 M20.4.1ー 逓信省認可 M25.5ー 年月日を加えることに M33.0.1ー 第三種郵便物認可と改称 これは送料…

戦前雑誌の鉱脈としての文学館資料

文学館には原理的な疑問(再論予定)もあるが、なんで文学館にわちきが興味があるかといふと、具体的な期待があるからなのだ。 戦前雑誌、(文学)同人誌の類が埋もれているに違いない。 から。 総合雑誌、学術雑誌は大学図書館に結構あるし、webcatで捕捉可…

辻井甲三郎と『雑誌愛好』

えっ? 辻井甲三郎って誰だってか?(・ω・。) とりあへず、昭和前期、京都の雑誌コレクターということだけは云える それ以上は誰も知らない(^-^;) あの南陀楼さんも、知らない… ハズ。 戦前の全国古本屋地図 辻井甲三郎がなぜ「誰なの?」と問われるかとゆー…

おっとり刀で往来座の外市へ sedoroさんが足し本をしたのを察知したのであった 友人のあとでも何か出てるかと(*´д`)ノ おっ、これは見たことない(゚∀゚ ) 生活と雑誌 / 馬場光三. -- 言海書房, 昭和10 状態がかなりいい、というか読まれた形跡がない(×o×) い…

国会図書舘にある戦前雑誌は、たったの3割!?(×o×)

満読のパンフを買い逃して以来、戦前の雑誌を調べることが多いのだが。 なんと、われらが帝國圖書館が、 雑誌の収集率が3割程度だった ということをわちきははじめて知った(×o×) 田中久徳「旧帝国図書館の和雑誌収集をめぐって」『参考書誌研究』(36)(19…

早稲田で魔法の杖を拾う

いっしょに早稲田へ進出す。 ここでひさしぶりに古書現世を覗くと…

図書館は本屋だ! 附.閉架雑誌の愚

えー,じつはホンモノの図書館ってあんまり好きじゃありません(笑。 育った家のそばに公共図書館がなかったってこともあるかも…(30分あるけば,旧・東京市立図書館があったけど) 近所の図書館が使えなかったこと これでも引っ越したときに,駅前の図書…

情報総合館って? それより雑誌館を!

名前がなぁ。なんだかよくわからない。図書館だと「図書」館で,単行本が資料の主体であるかのように思われるから変えたいのはよくわかるけど。情報とか総合ってコトバは,ちょっと広すぎる気がする。会計士や弁護士,市長が座ってて直々に答えてくれるわけ…