書物蔵

古本オモシロガリズム

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『現代思想』の図書館特集

雑誌『現代思想』の図書館特集、あらあら読了。 https://www.amazon.co.jp/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%80%9D%E6%83%B3-2018%E5%B9%B412%E6%9C%88%E5%8F%B7-%E7%89%B9%E9%9B%86-%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5-%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E7%9C…

「シューカンシ(週刊誌)」に先行する存在としての「週間新聞」

戦後的意味でのシューカンシ、つまりゴシップ満載の週刊雑誌は、週刊朝日を嚆矢とし、終刊文春などで全面化するが、その先駆形態に「週間新聞」があったことが判明した。 「〔資料〕出版取締其の他に対する意嚮調査に関する件」『出版警察報』(113)p.121-…

隠岐さや香「文系と理系はなぜ分かれたか」がよい

かういふ本がでたのはありがたいこと

「在野に学問あり」がオモシロい

ネットにあったこのエントリ、むちゃくちゃ面白い(と私は感じた)。 在野に学問あり 第2回 山本貴光・吉川浩満. -- B面の岩波新書 https://www.iwanamishinsho80.com/contents/zaiya2-yamayoshi 在野学、民間学といったものについての聞き書き連載。まだ読…

けふは13年ぶりに料理を作る

といっても、カレーだけどね けふは午前中、まるかへいかうとて。 行ったら古書会館へ用事を済ませてからにしようと、11時ちゃうどにまる香へつくも。 な、なんと長蛇の列Σ(・□・;) しばらく並ばざるをえんかった。 その後、買い物。 そして病院へ清算に…

我らがシチローたんの書評論(1933)。そのパターンについて

我らがシチローたんの書評論。そのパターンについて ざっさくプラス、少しづつデータ殖えとんのね(@_@;) シチローたんの新しい文章に接したことであるよ( ´ ▽ ` )ノ 增田七郞「讀書と旅行」『旅と傳説』第7年(8)p23~25(1934) どうも又、堅苦しくなつたが…

日本十進分類法の歴史本

図書館総合展で2割引きだかで買ったこれ、先週半ば読了した。 日本十進分類法の成立と展開 : 日本の「標準」への道程1928-1949 / 藤倉恵一 著. 樹村房, 2018.8 もともと興味ある主題なので、わちきとしてはマジに読んだことぢゃ。 せっかく戦時中の日本主義…

学問の縮小再生産

森洋介さんに紹介してもらった論文、オモシロだなぁ。 佐藤 達哉,尾見 康博,渡邊 芳之 現代日本における2つの心理学 : ポップな心理学とアカデミックな心理学ーそのズレから心理学を考える 行政社会論集 09161384 1994-10-31 7 1 1-45 https://ci.nii.ac.jp/…

くにがまえに書、くにがまえにトについて

くにがまえに書、くにがまえにトについて 笹原宏之「日本の漢字」(2006)p.119-120に 図書館」を「〓」とするように、一字で数字分の漢字の読み方をもつものを「複音字」と呼び、かつては中国でも大量に生み出されたことがあった。その数は一〇〇〇種を超え…

カルタ形目録!

(四)同カルタ形目録函入(刊行書目に漏れたるもの。即ち明治廿二年一月以後備へ付たる図書を載す。其分類法は増加書目録と同じ。但、最近備付けのものは分類せずして近刊書と題する部中に挿入す)