書物蔵

古本オモシロガリズム

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

魔法の杖

密かに「日本近代書誌懇話会」のメーリングリストを作らんとて、ホットメールなる森さんからのメイルをバ名寄せス。 その森さんより、 『出版年鑑(昭和14年版)』を読む http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20101121/p1 出版史の基礎工具書に對して、かか…

【総記】 の語誌

日国に用例なし。 プログレッシブ和英中辞典 1 〔全体についての大要〕a general outline 2 〔図書の分類で〕general works

書籍商版出版年鑑

手許にある昭和14年版をパラパラと。 んー(  ̄▽ ̄) やっぱす東京堂版のほうが充実している。一応、内務省の情報で補っているらしいが基本的に書目は全部、説明がないし、主類の末尾、雑に明らかに他へ分類できるものがあるし。 雑誌の一覧もどきがあるけれど…

書籍商版出版年鑑

手許にある昭和14年版をパラパラと。 んー(  ̄▽ ̄) やっぱす東京堂版のほうが充実している。一応、内務省の情報で補っているらしいが基本的に書目は全部、説明がないし、主類の末尾、雑に明らかに他へ分類できるものがあるし。 雑誌の一覧もどきがあるけれど…

組立て式物置を

にはにそれを置くといふ。しかるに組立て式。これがまた。 組立てがかなりタイヘン。 中国製かなにかを日本語説明書で組み立てるのだが、説明書がコンバーチブルになっていて解釈がむずかしく、なんでもかでもパコパコ組み立てられる日本製とはずいぶんこと…

沓掛いさひこ以来か!

読書日記さんがかようなるものを紹介していた。 isbn:978486182303:detail http://www.tssplaza.co.jp/sakuhinsha/book/nihon-bun/tanpin/23039.htm 近代貸本屋について、本格的な研究ではあるまいか。

関東州書籍配給株式会社(関配)ってナンダロ?

昼過ぎまでウツウツとしていたが、家人に組立て物置を取りにお店へといはれ、觔斗雲。ついでにレインボーブリッジを渡りて五反田へ。30分しか本をみれんかったが、出版・図書館本を拾う。 わが国出版物輸出の歴史 / 望月政治. -- 日本出版貿易, 1971 昭和18…

2週間で発売頒布禁止になった本はこれぐらい残る?

『読書と人生』の各号一覧を作った際、気になってブックレビュー論をしていた 戸坂, 潤 (1900-1945)‖トサカ,ジュンの読書法。 読書法 / 戸坂潤. -- 三笠書房, 昭和13.1 読書法 / 戸坂潤. -- 三笠書房, 1946. -- (現代叢書 ; 第60) 読書法 / 戸坂潤. -- 三笠…

ほへほへ

そろそろアデューだすか

なんだろうアヤシゲ…

んー(  ̄▽ ̄) 気が付いたら横浜村へきていた(´∀` ) ユーショードーが作ったイタ車ならぬ改造車のDVDなのぢゃ とっかえひっかえのプレゼンテータァの発表をバオモシロく聞く と… 最後の質疑にオモシロき一瞬が(゚∀゚ )アヒャ なんにんか質問したんだけど… 最後に…

うーむ、日本主義図書館学の影響の仮説

きのふ、書籍年鑑S17の図書分類が日本主義になっているのを見て、 七郎タンってば、「メリケンに行きたい」「まだかまだか」と思ってたのに、戦争がおっぱじまって「これで(いけなくて)よかったんだ」と自分に言い聞かせるかのように図書館の日本的を書い…

『書籍年鑑(昭和17年版)』を読む。

東京堂版や雑誌年鑑との関係 『雑誌年鑑』と『出版年鑑』は昭和14年から16年にかけて雑誌情報がかぶるが、昭和17年版にいたり、出版年鑑のほうが書籍年鑑となることで、相互に情報重複が生じないよう、書籍年鑑には出版年鑑にあった雑誌情報が載せられていな…

中野ブロードウェイで南陀楼さんに会うこと

久しぶりに中野駅に降り立つ。 てか、1980年代にくらべこのビルはすっかり様変わり。 まんだらけのおかげか。 ここでu-senくんがブースを開いているとて来てみたのだが…(゜〜゜ ) 同人誌は売っていたが本人はおらず。 せうがないので、古本屋へ。 古本屋の…

雑誌の表紙・背表紙にある「第三種郵便物認可」の表示について

『日本雑誌協会史 第一部 大正・昭和前期』(p.6)につぎのようなことが。 M10.1.-M13.7 定税逓送免許 M13.8.1ーM15.12 定期刊行 M16.1.1ーM20.3 駅逓局認可 M20.4.1ー 逓信省認可 M25.5ー 年月日を加えることに M33.0.1ー 第三種郵便物認可と改称 これは送料…

ん、リヤカーによる移動図書館にゴロウタンの影響???

棚にあったこんなの読んだ。 巡回図書館 (図書館(特集)) -- (図書館・資料館案内) / 端山 明治. -- 言語生活. (通号 241) [1971.10.00] 32〜34 移動図書館の通説が書いてあって、「動く図書館」という用語を使っているんだけれど、これは戦後の文部省のマニ…

奥付研究の解題書誌(刊行年順)

管見のかぎり、他の奥付研究文献について言及しているものはほとんどないのは残念。孤立してやっとる感じ。奥付を集めて、過去の法令を見れば足りると考えられているのだろうか? 日本出版百年史年表 / 日本書籍出版協会. -- 日本書籍出版協会, 1968 ※事項(…

ヱほんの奥付・表紙統制について

『出版年鑑』改め『書籍年鑑(昭和17年版)』にオモシロいことが書いてある。p.926) 「日本児童絵本研究会」という出文協の関連団体らしいものが出した内部メモの類か。 「コドモ絵本の副題廃止其他に就いて」(昭和十六年五月) 内容は、副題をつけると、…

一冊の古雑誌からreference tool研究に及ぶ

愛書会で次の雑誌の端本、2巻6号(昭和14年6月号)特輯旅と読書を1200円で拾った。 最近、読書・図書がらみの戦前雑誌に興味があるので、愛書会で扶桑さんのところに転がっていたので拾ったのだった。あわてて前後を見たけど、他の号はみあたらず。 所蔵は?…

社会運動史人名大事典とアナ人名事典は、マ逆の継承関係にあった(×o×)

このまえ、こんなめづらかなリーフレットを拾った。 『日本アナキズム運動人名事典編集委員会ニュース』(1) [1998] 愛書会で月の輪さん。ほかの巻もあったけど、500円だったので1号だけ。 おや、これはと思ったのは、チラシが挟まっていたので。 「近代日本…

図書のオビ(帯)について、図書館情報学的知見

紀田順一郎先生のサイト見てたらUP時に見逃していた一節を発見。 本のオビについてのことだんだけれど、その注にオモシロな一節。 古書収集の極意は殺意(・o・;) (注)以上は一九九四年四月の読売新聞に寄稿したもの。それをいま再録するのは『三太郎の日記…

『出版年鑑(昭和14年版)』を読む

掃除の途中で出てきた昭和14年版を見つけ、 やや、こりはおととい愛書会で拾いたるレア雑誌『読書と人生』の創刊情報が載ってゐるはず とて、まるまる一冊ぱら見。 凡例(p.1)を読む。 前年、昭和13年1月から12月までのことが載っている。「年度」とあるが、…

古本オモシロガリズム

いまから3年まえ、わちきが掲げたスローガンにhisakoさんがやってきて、 Hisako 2007/01/14 23:01 「古本オモシロガリズム」という言葉、いいですね! と誉めてくれた(^-^;) 当時、googleで、オモシロガリズムはネット上に用例がないことを確認してオモシ…

読書と人生

きのふは飲みすぎてしまい二日酔い一歩手前。 ビールだけにしとけばよかったのに、ワインやウヰスキーを飲んでしまったのがまずかった。 きのふ、愛書会で拾った雑誌の端本が、実は結構めづらしいものであることがわかった。

『文献継承』(17)(2010.11)をふくろう店に

オタどんに元気を出してもらうべく、『文献継承』(17)(2010.11)を東京堂ふくろう店に10数部ほど置かせてもらった。 内容については、次を参照。 http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20101108/p2 夜はビール三昧 めづらしくわちきの主宰で飲み(^-^;) …

4年まえの春のこと

当時のわちき、めずらしくまじめにマイクロフィルムで探し物をしてて、マイクロを見ていたら気持ち悪くなってしまい、その不満をブログに書きつくったのであった。 そしたらhisako姐さんが遊びに来たのが最初。 オタどんもいっしょにご挨拶しとる。Hisakoさ…

Hisakoさんのこと

昼、ある人に「こんなにも差し迫っていたのに、わちきの申し出で事務連絡の時間をhisakoさんに割かせてしまったのは申し訳なかったかも…(´・ω・`)」と言ったら、「先方も、大きすぎる書物蔵からの依頼というので嬉しくなかったことはないでしょう(*´д`)ノ」と…

Hisako姐さんが…

地下鉄に乗ろうとプラットホームにいたところ、ケータイでhisako姐さんの逝去を知る。 ちょっと、早すぎでないかい…(*゜-゜) 6年ぶりに涙がでてきた... いま自分のブログみたら、拙ブログのはじまった2005年からネット上での知り合いで、一箱古本市に出品…

午前中もやもや

けふハ午前中、もやもやっといふ気分をかかへたまま、すごす。 もっこかついで、しろがねやらくがねをバどぶにはこんでいくのを見ているハそれなりに苦行なり。 ある現象がおきとるのを聞き、そりは帝国陸海軍におきた現象ナリと別の人に『失敗の本質』をよ…

「卑しい心」事件(拙ブログへのどなりこみ略史 2)

小谷野敦「図書館の理不尽」を読み,日本資料保存論の跛行性を想う http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20050910/p2 1980s資料保存「運動」の負の遺産、「禁複写」ラベルについての話。評論家・小谷野敦(猫々)先生の経験談を紹介し、司書の資格取得には…

雑本・雑書考

諸橋大漢和あたりを見ると、雑学や雑著といった言葉には古くからの用例があり、主題というより形式(文体)のほうがさまざまであることを言う言葉だったらしいし、江戸時代には占いの本のことだったらしいが、ここでは今の意味、つまり、 次の大辞泉にいう1…