書物蔵

古本オモシロガリズム

2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

小説にも件名標目を付与せよ!

ほんとうは便利な件名の話 図書館界でつくっている書誌データは、日本じゃあんま活用されてない。そんなかでもとりわけ活用されてないデータに件名標目がある。うん,まえから思ってるんだけど,わちきみたいな小説シロトでも,書誌データにどーゆー題材で小…

読んでいた小説本が実は出版史小説だった

しばらく前,神保町の@ワンダーランドで買った文庫本を読んでいる… 井出孫六『アトラス伝説』文春文庫 1981 中編小説が3つ。直木賞を受賞したという表題作を読み終えて,まんなかにある「『太陽』の葬送」を読み始めたら,なんとこれ,大橋佐平(博文…

東大図書館の展示会

「行かないの?」と言われたので行って来た(^-^*) というかちょっと新宿駅でやってる古本市を覗きたかったから,って全然ちがう方向じゃん,ってわけじゃなくて丸の内線で両者は繋がっているのだ。 まずは「新宿古本まつり」へ 新宿駅では,なにも拾えず,し…

雑誌記事索引こそ遡及入力せよ

ある意味,この記事索引の子孫にあたるのが↓これ http://www.ndl.go.jp/jp/data/sakuin/sakuin_index.html ここの調査局には,満鉄調査部の残党が流れ込んでいたはず… ただ,国立図書館の雑誌記事索引についての論説って読んだことないなぁ。調査マンと記事…

調査部の女子社員がプリプリ

土曜日なのに仮性図書館本を(^-^*) セドローさんとこで, 十五年戦争と満鉄調査部 / 石堂清倫. -- 原書房, 1986.10 1500円 を買ったのは内緒ね。面が割れるから(^-^*) でも,これ一読,最初んとこで(>▽<)ノぎゃはは,と笑ったのは 全く役に立たなか…

図書館での座席とり

座席とりのために延々と並んでいる大正時代の人々をみると,結局,現在ただいままで問題は解決してないのだなぁと思う。 (この写真で並んでいるのが学生ばかりかは不明だけど)学生の席とりは大昔から問題で,1970年代に解決したことになっていたけど,…

気張っていった愛書会で1冊… とほほ? いやいや!

いつもより早く神田の古書会館に着く。アテがあるのだ (・∀・) / うん,数ヶ月まえ,ふるーい図書館本をウハウハ掘り出したとこがまた来てる。 いつもより30分早くつく… もうオヤジッチが20人も並んでたよ(≧o≦)ノ わちきもこうなっていくのだろうか…と…

レファレンスサービスについて

家人に聞かれた。まったく図書館を利用しない人,というかこの家は明治はじめにここに来て以来,ずっとごく最近まで図書館というものに無縁な地だったのだ。図書館など利用しないのが普通の庶民,常民なのだ。 インターネットや,そのなかの検索エンジンの普…

パブリック・フォーラムってどうよ? designatedならいいけどね(・∀・)

松田 浩 「公立図書館の不公正な蔵書廃棄と著作者の表現の自由--最一小判平17・7・14(最新判例演習室:憲法)」『法学セミナー』 no.612, (2005. 12) p.124 図書館員じゃなくて,法律学徒の解説がほしかったのだが,うーん,紙幅が足りないせいか,あんま面…

風呂で彷書月刊

ひらすらクリスマス特集。意外と読みやすい。坪内さんが亀和田氏と対談。横ジュン氏のことがほめられてる。きっとジュンク堂の怪人がよろこぶだろうと思う。 南陀楼氏がブログを紹介してる。閉鎖しなかったらわちきも紹介されたかもとひとりうぬぼれる(とは…

まぼろしの図書館省,図書館官僚

きのう,ジュン怪さんに教授された法学セミナーのコピーを持ち来たった友人B相手に,こんな話をした。 「図書館省」と「図書館官僚」 文部省(いま門下,じゃなかった文科省)には文部官僚がいた。じゃ,図書館官僚ってのはいなかったのか? というのが本日…

ただいま読書中

「本道楽」を読みつつ「月の輪書林それから」(署名いり)も併読(じつは他にも併読中は,「アトラス伝説」「反町弘文荘…」なども(^-^;))。月の輪さん,あいかわらず資金繰りに苦労しているようす。中小商店の資金繰りの(気分的な)大変さは,実家で体感…

飲む

みんな偉くなったのう… 本省の課長様方になられた。わちきは出世とは縁遠い…(^へ^;) それでもよいと思いたいこの頃… 調子にのって,丸山学校の第一期生の罪についていろいろ述べる。彼らの罪は,自分達が師匠になれなかったこと。

コラム・館界の関東組vs.関西連合

えっと両方ともわちきの造語だす(^−^;)。けど,このような名づけを必要とする現象が図書館業界にあるのも確か。大昔,ある人に聞いた話の発展版にすぎんのだけど(^-^;) 実は… 図書館人は関東系と関西系でなぜだか思想,ものの考え方が違う傾向があるのだ。…

燃える『図書館界』について思う。それにつけても『図書館雑誌』は…

関東組の若頭が,関西連合にのりこんでチャンバラの話はしたよね。で,その土俵を提供した雑誌『図書館界』の編集委員会についてだけど… 当然,関東組からみれば,委員会は偏向しているようにみえるし(実際,糸賀先生がそう感じている),他からもそーゆー…

稲村徹元(書誌学者)さんのうわさ話を聞く

うーん,あんまり目出度い話ではない… 一度お会いして著作集だされよと慫慂せねばならぬかも… わちきは,国会図書舘などの大図書館に書誌学(あるいは雑本趣味)の人士が居らぬようになってしまったのが,館界全体にとってマイナスなのではと判断しておるの…

書誌学の本2冊

日本特価書籍にて購う。ふとみると,包み紙に「長島書店」の宣伝も一緒に載っている… 系列店だったのね。もう二十年近く通ってるのに初めてしったよ… 本道樂 / 中野三敏. -- 講談社, 2003.7 これ,読んだけどオモシロイよ。 なかに図書館の話もでてくる。朝…

神田へ本を受けとりに

このまえネットでみつけた本を受けとりに行くことにする。 『京都大学附属図書館六十年史』なんだけど,テキストがネットにある。でもPCで通読することはできない量だからやっぱ注文しといたのだ。

五反田で図書館本

五反田に行き,勉強用,セドリ用の本を数冊買う。趣味の図書館本はガレージセールの方に数冊なげだされてた。まぁ図書館本なんてこんなもの。

ホンモノの右翼の図書館とはっ! その名も「皇道図書館(こうどうとしょかん)」(^▽^)/

根本先生が右翼などというトンデモカキコが2ちゃんに(4,5年も前だけど)あったと書いたけど,根本先生は(政治ではなく社会思想的な)保守主義ではあっても(佐伯啓思あたりを引用していた憶えが),右翼とか皇国主義者とは言えないねぇ。 猫も杓子も民…

出入りでぃ!関東連合の若頭が,関西連合になぐりこみでぃ!

戦前の青年図書館員連盟以来の伝統ある『図書館界』がメラメラ燃えている。 『図書館界』11月号に,「現代において公立図書館の果たすべき役割とは何か(第3回)」という特集記事。そこで糸賀雅児(いとが・まさる)KO大教授が吼える吼える。まあ先生が…

「書誌utility課題検討project最終報告」にNIIの政治的主体性を見た!:「図書館協力」概念の崩壊

G.C.W.さんのブログで言及されてた標記の報告を読んでみた。 G.C.W.さんは,私大小規模館いじめということで憤慨してたけど(気持ちはわかるけど),わちきは学理的な立場からカナーリおもしろく読めた。 報告書は本文がネットにあるんで,よろしければお読…

referenceの事例集DBが,意外と実務に役立たない理由

数年前から,ナレッジDBが「はやり(流行り)」だ。その流れで,reference事例の共同データベース(DB: ディービーと読む)を作るところがいくつか,ある。ま,knowlege management自体は,日本経営学者の提唱で米国に広がったもんだから,それなりに意味は…

日図研の『界』がスゴイらしい…

今月号が,図書館論争でスゴイらしい。誠実な図書館ブロガーが怒っている。わちきはゲハゲハとオモシロがっている。はやく読みたいのだわさ。

12/11追記 サンパン画像up

ちびのサンパンが,きせんのおじさんに会って「おおきくなりたいなあ」と思うところ(^-^*)

SF好きの法曹

「裁判官の書斎」を読む。SFが好きなんだって… 誰かに似てる…

友人Bとハンバーグを喰ひ,ブログネタをいただく

上々堂まで友人Bを呼びつける。そしていきつけの喫茶店へハンバーグセットを喰いに(^-^*)。 喫茶店でハンバーグとはこれ如何に!? 実は,その喫茶店は,極めて不思議なお店なのだわさ。なんちゅうか,西洋風のお城みたいな外見。そう,外見が(一昔まえの…

三鷹で古書店主がレファレンスしてるのを見る

高円寺から三鷹へ移動。上々堂へ行く。 なにもかえず… しかし,店主と客のやりとりを立ち聞き。 探求書について,店主がネット検索しながら,親切に答えている。 うーん,立派なり。 ということで,わちきも,お店の壁に貼ってある絵本について聞く。船の画…

高円寺で抄録誌を拾う

「中央線古書展」二日目。だからチョーまったりしてる…(友人Aなぞ,いつもあきれてて,この話題からいつも,古書業界の前近代性について論争になるのだ) でもオモシロイもの拾えました(^-^*) これ↓じゃ! 『別冊スクリーン』近代映画社 1986年10月号 30…