書物蔵

古本オモシロガリズム

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

掘り出し物は構築主義で

昨日、かような本を買った 私の人生を決めた一冊の本 (高校生新書). 三一書房高校生新書編集部 編. 三一書房, 1966 のちに三一新書に入ったものらしいが、99名による読書遍歴からこの1冊を推薦する、というエッセー集。 ただ本を紹介するだけでなく、高校生…

【重要】『昭和前期蒐書家リスト』通販分の入手方法について(おしらせ)

次の同人誌の通信販売分の入手方法について、頒布者さんからのお知らせです。 トム・リバーフィールド編、書物蔵監修・解説 『昭和前期蒐書家リスト 趣味人・在野研究者・学者4500人』 (トム・リバーフィールド、2019年11月)1,650円 先日の文学フリマでほ…

ブックカバーはひと目が気になるから

紀田先生のことが気になってツイッタを検索したら、読書史上でオモシロなことがヒット。 カバーをかけるのはやり、何を読んでいるのか他人に知られないように、ということ。 また、クライムノベル雑誌が、エロ本と隣接して置かれていたということ。 当時」と…

『昭和前期蒐書家リスト』! 戦前のブックコレクター4500人がわかる!

戦前日本で古本を集めていた、趣味人・在野研究者・学者など4500名ほど(実際には4400人くらいに)を一括して検索できるレファレンス本を、同人誌で友人が作ってくれました(^-^) 11/24(日)の文学フリマ(in 東京流通センター)ブース:ネ-21で頒布され…

大きな  。。。。 

レファ本という概念を知っておるかい? 図書館情報学なる学問では「参考図書」と訳せ、とこちたきことが言われるように、これは外来の言葉reference bookの日本漢語である。明治から戦前にかけては「参考書」と訳されておったものである。 読む本でなく、引…

まっちゃまち(松屋町)は赤本の産地だった

きのふ気づいた毎日フォトバンク内の、戦争直後カラー写真。 いやサ、この写真コレクションは、すでに昭和期にカラー写真集で出版されているので知ってはいたが、有料フォトライブラリーとなったのねん。 活気を取り戻す大阪の問屋街、昭和24年 つれづれに…

「正統的な読書」という概念

森さんに、面白い概念が提示されておるよ、とかなり前に言われてメモするなり。 前田愛「近代読者の成立」〜が指摘して以来、黙読が日本人の読書の型をつくったという説があり、これが明治後期以来の教養主義的な読書論としてひろまった。永嶺重利「”読書国…

オタどんに対抗し、神保町で国会図書館にない本を

これぞ古本まつり? オタどんが西の京で、古本市にトチゲキしまくりなので、東の京都のわちきもとて、行くなり(´・ω・)ノ 筋斗雲はマックの前に駐めて、ぶらりと靖国通り露店を一周す。 んー やれやれ、何も買わないですみそうぢゃ。 なんてったって、古本…

エロ本はどこに入るのか

3日午前1時記載。 さっきツイートしたことは、実は金曜に兵務局さん相手に論文の材料とて語ったことがネタになっとんのぢゃ。 読書史を考える時、教育:教科書、副読本 学問:人文書、学術書 仕事:技術書、法令集、医書 生活:料理書、大工入門、家庭医学 …