書物蔵

古本オモシロガリズム

2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

言説空間と実態のめくるめく格差(業界バナシ)

思わず虹色のトロちゃんに誘い出され、何年かぶりに図書館用品の見本市「図書館総合展」に行ってみて痛切に感じたのは。 業界誌に代表される「言説空間」と、業界の「現実」とのあまりに乖離していることといったら! もちろんこの「総合展」は、利潤を追求…

Youtube

ユーチューブで懐かしアニメのオープニング等を試聴中。 途中,「愛國戦隊大日本」(1982)をみつけ,見る。げらげら笑う。 これはSFの同人大会用のものだったらしいが,だれぞも同時代に見てるかすら。 わちきが復活させんとたくらむ「大東亜図書館学」も、…

虹色のトロちゃん

このまえ、図書館総合展でイチバン一般ウケする講演を聴いてきた。その感想。 安彦良和(漫画家・アニメーション作家)の講演 「虹色のトロツキー」を描いたときの取材の話。 実在の人物については、肖像写真をみてキャラをつくるのだけど、史料批判に失敗し…

昭和41年の新聞記事から(白ポスト 3)

「ババババッと見て、ササササッと書く」 調べ物を実践してみた とりあえずこれ→ 和服がイイ!o(^-^)o 「おばさん」達が和服を着ていたのはいつごろまでのことだったか… なんともなつかしい それに「タスキがけ」というところもモエモエ いつのころからか…

白ポストの発祥は1965年?(白ポスト 2)

こころトキメイた白ポスト。 ちょっと調べてみた。 平凡社や小学館の百科事典にはないね。 じつは出版物をユーザサイドから見る観点に近いのが図書館学ってやつで。 特に歴史ネタの場合には最初に『図書館用語辞典』(角川書店)から引くことにしておーる(`…

Amazon.co.jpに古い本のデータを売ったの、だーれ?(アマゾン古書データ 3)

画→は記事内容に無関係だよ〜 日外アソも古い本のデータ持ってるみたいだね。 ただ不思議なのは、現物にいちどもあたるような機会がなかったはずなのに、なぜに、古い本のデータを網羅的に持っているのか、ということなのだ。 再度、別途に営利に何度でも使…

いじめ問題

一瞬だけ?公開された猫猫先生のカキコ(http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20061126)から呉先生の正しくも過激な提言が話題になっていることを知る。(http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/books/breview/29130/) 久々に呉先生やってくれましたo(^-…

高円寺では、ちょと高めでしたが

『文部省職員録』昭和15年、17年の2冊で4500円。 うーん、ちょっと高すぎたかな… って、いま日本の古本屋をみたら、そうでもないみたい。相場は1冊4、5000円前後というところかな。 あとは、 『十八時の音楽浴』海野十三(ハヤカワ文庫)を600円で。

「マンガと図書館」研究

なにやら九州と京都でマンガの集いがあったらしいですの。 u-senさんが「マンガと図書館」の関係について書こうかすら、とおっしゃっているのでわちきもオモシロがってちょこっとメモ。ただ、わちきは「エロ本と図書館」については国内屈指と思いますが(ほ…

重要文化財の「白ポスト」とは

新幹線に遅れる〜と焦ってたのに、(’0’*)あっ!これだけは。 と思い必死になって撮影したのがこれ→ 絶滅したかと思っていたよ 重要文化財に指定すべき いまググったら、白ポスト画像収集家さんのサイトとウィキペディアの項目がヒット さすがサブカルにつよ…

芦屋って、何県かすら…

ほへほへ 疲れたでち 芦屋でこんなのを拾う 読書の興味 / 高梨光司. -- 高梨光司, 1933.7 1500円 高梨光司ってひとは、紀田順一郎さんの調べでは新聞人とのこと。http://www.e-furuhon.com/~matuno/bookimages/27896.htm 雰囲気いいなり〜 と、気をゆるめて…

関西の古本市へいく

神戸の海文堂という新刊書店で三箱古本市をやるという。 ということで行ってみる。 途中、ブログをみると、畏友が待ち伏せしているかのよう(・o・;) これは気をつけねば(・∀・) 三宮で降りてサンパル古書の街跡を参拝してからぶらぶら歩く お、ここだな、と…

もうクリスマスなの?(×o×)

午後の講演を聞くために、めずらしくコスプレして会場にいく。 んー ここに来たのは何年ぶりかすら… デートじゃないと来ないとこだわなぁ〜 午前中は、ビジネス支援の話を聞く。 オモシロいが、感想はまた今度(^-^*) 午後は安彦氏のトロちゃんバナシがオモシ…

全集の功罪:漫画研究の方法論

竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』(講談社メチエ)がサントリー学芸賞をとった件について、ブログ界ではちょっとした祭りとなっている模様。 わちきは漫画の末端消費者にすぎんのでその中身はおくとして、ブログを徘徊してたらわちき的にはオモ…

ほうしょ月刊にめずらしく図書館本

旧聞に属することでスマンが、『彷書月刊』の最新号に(^-^;)次の本の紹介が。 岡田健蔵君還暦頌徳善本 / 岡田健蔵君還暦頌徳会/編 . -- 岡田健蔵君還暦頌徳会事務所 , 1943 うーむ。図書館本が話題になるってめずらしい。がんばって拾いたいもの。

雨で出られず。マンガ喫茶もなし。 一日、気が晴れず(´・ω・`) ふしぎ(・o・;) 晩鮭亭さん経由で、『お言葉ですが』の最終巻が文春でないとこから出ると知る 高島俊男『お言葉ですが…』11巻(連合出版) なんともフシギなり

五反田から神田。モクロー氏&セドロー氏の掛け合いを見る

途中で乗ってた電車が故障し30分も遅れる。 そのせいか、副本2冊せどり1冊のみ。チャコチン『研究と組織』、三輪和敏『童話教育論』。どちらも美本で200円。 友人に会う。 そのまま神田へ流れる。 小谷野先生のちくま文庫が増補されてると聞き、買う。例…

ごしっぷ

2みたいな1を地で行く事例を掲示板で見、憤慨す。

【発見】図書館の「日本性」論争!

図書館トリビアの呼び声もたかいホンモノの日本図書館学界による日本主義的図書館学の提唱(2601年;昭和16年) じつはこれより直前、どうやらこれとは別に図書館ないし図書館学の「日本的」とは何か、日本主義的とはなにか、についての論争があったことは今…

一燈文庫の史料

たうたう、満洲開拓読書協会の先行事例たる史料を発見せり。とうぜん堀内さんもでてくる。 満読自体が超マイナーなうえに、その開設時に中田が一言だけ触れた「一燈文庫」のことがわかるとは。 とはいへ、ただの活版の本なんだけどね。 友人の金言 わちき「…

ネットで深夜に注文(^-^;)

しばらく前から迷いにまよってたある「紙モノ」を日本の古本屋経由で注文す。 在庫のこってるかしら… 1万5千円もする。 しばらくまえ、満洲での全国図書館大会(康徳4年;昭和12年)の参加栞を同様の値段で買ったのとおなじくらいの買い物(じつは、さすがに…