書物蔵

古本オモシロガリズム

2007-01-01から1年間の記事一覧

大晦日も古本

移動中、古書だるまやさんに寄ろうかと電話するも出ない… そのまま目的地へ hisakoさんの独歩本を読んでいたら昼寝してしまう。昨日のみすぎたから? 起き出して、ネットをチェックしたらとおりすがりさんから古書情報が。ありがたし。 紅白を見ていたらリア…

大晦日の前日

午前中は部屋の整理とか 昨日買ってきた『ず・ぼん』を読むと、千代田図書館批判(を意図した)座談会が、途中からある人の発言で旧来図書館人がおたおたする展開になり、びっくり。これだけでも買ってきたかいが有ったというもの。すこしずぼんを見直した、というか…

Biblioblog(ビブリオブログ)とは…

ドイツで「図書館系ブログ」の各国事情をまとめるという話があるそうな。 日本では、つくば大学の図書館情報学群の学生ブロガーが年末までにまとめる、という話になったそう。 http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20071226/1198632746 びっくりしたのは、拙ブロ…

ハウスからライブラリーへ貧者を移送せよ 2

1年まえの「Public library の英国モデル」つづき http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20070105/p2 で、最後に森耕一先生の1966年の世界図書館史本を紹介したのだが。孫引き主体なれど、これがまたイイのだ。 この本には、英国で公共図書館法が成立した経…

日本図書館史研究の顕密体制について(・∀・)

ひっこしでいろいろヘンテコなものが出てきた 行方不明になってた大学の卒業アルバムとか… そんなかに、12年ほどまえの手書きメモが… 1995.11.1に石井敦先生がした講義のメモだ(・o・;) 1. 戦前 日本と欧米の圕の発展は異なる 大正8年臨時教育会議 通俗教育 …

京王(新宿)の古書市へ なんとまぁ、ココロに留めていたメズラシ仮性図書館本を拾えたっち! Hand-made paper of Japan / by Bunsyo Zyugaku. -- Board of Tourist Industry, Japanese Govt. Railways, 1942. -- (Tourist library ; 39) 扶桑書房5000円。 …

なんだかモウ、すごいのである…(満洲に消えた楠田五郎太 3)

金沢文圃閣さんから12000円にて入手した上記パンフレットをやうやく一読。 動く図書館の研究 / 楠田五郎太. -- 研文館, 昭和10 なんだかもー、すごいのである。 血気盛ん、鼻息荒らし! タイトルからして「ブック・モビル(自動車図書館)」のことかと思った…

かきかけ

>「知識の単位」「関係を表す言葉」 辞書体目録とか件名標目とか、さらには主題書誌とか、ぜーんぶ日本の図書館界に根づかなかったけど米国ではそも図書館目録の出発点だったもの。これをやるために一般の目録から図書館目録なんちゅーもんが分化したのだ。…

クリスマス・イブも古本

扶桑書房一人展を見学。うーん、お上品。ハード・古書趣味、文学趣味というか。 当然拾えず、たちよみのみ… 古書モールに寄って、『古通』1961.12を100円で。 斎藤昌三の訃報と間宮不二雄のインタビューが載っていたので 不完全燃焼ですじゃ(´・ω・`) あ、そ…

めずらしく

ひさしぶりにミートローフを食べる むかしよくパーティーなどで食べたのであった(*゜-゜)

外地・外邦の古本屋たち

沖田信悦『植民地時代の古本屋たち:樺太・朝鮮・台湾・満州・中華民国空白の庶民史』寿郎社 2007 を読み進む。 通史というより各都市別の資料集的な感じ。 著者が使っている主要な情報源は、つぎのようなもの。 (業界誌) 『公認東京古書籍商組合月報』(?…

五反田へ

かきわけかきわけ五反田へ なんだかどこもクルマが多い… やっと着いたんだけど、拾うものがなく…(´・ω・`) やっぱり初日じゃないからかなぁ(*゜-゜) 均一に、森耕一氏の『図書館の話』が。 これって、ごく一部でうけた「公共図書館の英国モデル」の続き記…

神保町にて

古本ブログでささやかれているように、たしかにクリスマスぽさが少ない街ではある。 ということで某所のツリーをば画像にUP(・∀・) みな、ホテルなどへしけこんでおるだろうところを、わちきは古本市のはしごじゃ!`・ω・´)oシャキーン 退屈男さんも気になっ…

早稲田へ

きのう行きたかったのに行けなかった「ウィーワセ」 古本けものみちを狙うべく行くも… 古書現世さんのところでひっかかる… あっ(’0’*) こんな仮性図書館本がこんな値段で… 誰れにも出来る製本の手引 / 鬼原俊一. -- 木原正三堂, 1950 これはめずらし。キハラ…

高円寺

きのうは二日酔い明けで自粛。神保町・五反田の初日に行かず…不覚(´・ω・`) というわけで、本日は高円寺へトチゲキ!`・ω・´)o と… さむい… ということで金斗雲に乗って進撃す o(^-^)o快適 でもなんだかサンデードライバーが多いような… ともかく到着す や…

大東亜図書館学で紹介された「書籍病理研究所」の所長さんのこと

なぜだかまともな紹介が昭和18年ものしかない総合的資料保存の研究所。 その所長さんについて少しわかった。 アルフォンソ・ガッロ (1890-1952) なぜだか、イタリアのウィキペディアに項目があったo(゚ー゚*o)(ノ*゚ー゚)ノ Alfonso Gallo (1890.3.24-1952)は、イタ…

外地の出版社・本屋

こんなメモがでてきた。 新京では『月刊満洲』と『モダン満洲』とが二大大衆娯楽雑誌として互いに覇を競っていた。(略)そうした中、やどめせつおの活躍ぶりには注目すべきものがある。彼は奉天で大東亜出版社を経営し、大衆小説や実用書の版行に力を注ぎ、…

銭湯とネットカフェと

二日酔いをなおすべく、ネットカフェにお籠り きのうはちょっとやりすぎたなぁと反省しきり はじめてネットカフェでシャワーを使ってみる すこしいい感じ。。。 おととい銭湯へいったところが、えらく無愛想だったので しかしこの、よそ者に無愛想という旧来…

年末年始古本市

名古屋古書会館(名古屋市・千代田)http://www.hon-ya.net/ 12月21日(金)〜23日(日)10:00〜18:00(最終日は17:00まで) JR鶴舞駅/地下鉄鶴舞線鶴舞駅 大丸のふる本市(大阪・梅田)大丸梅田店(13F)催場 12月26日(水)〜30日(日)10:00〜20:00(最…

ちいさなとこのおおきなもの

日経12/16(日)にこんな記事が! 明治以降の雑誌記事を検索(フロントライン) 皓星社(東京・杉並)は二〇〇八年四月から、明治時代から現在までに刊行された雑誌記事を検索できる「雑誌記事索引集成データベース(DB)」の運用を始める。(略) 料金は同…

2007年の書物蔵 10大ほりだし

掘り出しとは、掘り出し物であり、「日国」に従えば、「思いがけなく手にはいった珍しい物。また、安く手に入れたよい品物。」ということである。 つぎに平成19年、2007年のわちきの掘り出し本を挙げてみん!`・ω・´)シャキーン 1)『書病攷』沢田兼吉著 台北…

ウルトラスペシャル爆裂レアな、戦時図書館本キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

ちっと気の利いた人なら誰でもやってそうな検索エンジンのチップスをつかって、古本探索に役立てておるのだが… この前、なにげにその結果を見たらば… キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! しょびょーこー 昭和前期、極相を示しつつあった日本図書館学 戦前の図書館ってば、閉…

青木さんの「南京図書大」

帰りがけ、最後に立った書架(真ん中通路のいちばん帳場寄り)の目の前にあったのは、 口籠り歌 / 青木実. -- 作文社, 1973 口籠り歌. 続 / 青木実. -- 作文社, 1982.3 旅順・私の南京 / 青木実. -- 作文社, 1982.12 の3冊、それも! どれもたったの210円! …

忙中、古本ありっ!`・ω・´)シャキーン

ん〜 ないない… いい本がないっ! というのは、愛書家のひとりごととして、あまりにもなんども言い古されたフレーズである(`・ω・´)ゝ 今日も今日とて… ここは西部古書会館(高円寺)。 いそがしいなかを縫って、土曜、10時にまにあうようにきてみたらば… …