書物蔵

古本オモシロガリズム

外地の出版社・本屋

こんなメモがでてきた。

新京では『月刊満洲』と『モダン満洲』とが二大大衆娯楽雑誌として互いに覇を競っていた。(略)そうした中、やどめせつおの活躍ぶりには注目すべきものがある。彼は奉天で大東亜出版社を経営し、大衆小説や実用書の版行に力を注ぎ、『左膳捕物帖』(一九四三年)など自著の上梓にも極めて熱心だった。同社の活動についての全貌はまだ詳らかでないが(後略)(西原和海「満洲の探偵小説」『日本古書通信』(940)(2007.11)p.12-13

いま国会の名称典拠をみると

八切, 止夫 (1916-1987) ‖ヤギリ,トメオ
← 耶止, 説夫‖ヤトメ,セツオ
← 八切, 止夫‖ヤギリ,トメオ
耶止, 説夫 (1914-) ‖ヤトメ,セツオ
← 矢留, 節夫
← 耶止, 説夫‖ヤトメ,セツオ

と、2つのエントリができちまってるようですの。相互参照したらどうでせう
ところで、南陀楼綾繁さんのとこ見たら、(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20071219沖田信悦『植民地時代の古本屋たち』が三省堂に入荷していたとわかる。この前、わちきが行ったときにはなかったですわい。やっぱアクセスがなくなると、こういった本の入手に困る…