書物蔵

古本オモシロガリズム

2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

館界文字の起源論(囗にト 3)

「圕(としょかん)」の略字体、「囗(くにがまえ)にト」については2回ほどブログに書いたが。小河内女史つながりで秋岡梧郎の論集をみてたら、ずばりこの起源を書いた文献があるようだ。 それによれば、清水正三がおそらく1977年に『みんなの図書館』へ「…

国会の雑索がなぁ。。。

(http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20070928/p4)のつづき。 オタどんが猫猫先生に教えようとしていたことが判った。 蟻二郎(あり・じろう)「ヨーロッパ文化の“ゴミ捨て場”にある宝石:アメリカ文学者・蟻二郎氏インタビュー(本の世界)」『朝日ジャ…

志智の論文と兄弟?

戦前の志智の論文をいっこ見つけた(゚∀゚ ) ・志智嘉九郎「文藝雑談」『藝文雑誌』二巻一期四(1944) 華文雑誌とのこと。『東洋史研究文獻類目』による。 ところで、このまえ『中国紳士録』でみつけた人物が、出身地、年代、名前から志智嘉九郎の兄弟ではない…

(〃^-^)φ

〔重要なのは国会図書舘法15条2項の〕偏見に捉われることなくという一文である。この規定では、レファレンサーの主体的価値判断が厳重に戒められている。この鉄則は公衆レファレンスにおいても、全く同様に適用さるべきである。(斎藤毅 「公衆レファレンス…

近代有名人系図集デタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

昨日、八重洲ブックセンターで買った猫猫先生の新刊、読了。 予想以上にオモシロかった。 小谷野敦『日本の有名一族:近代エスタブリッシュメントの系図集』幻冬舎2007(幻冬舎新書) 友人もびっくりしてた、『日本史要覧』だったかにもっと硬いのがあるほか…

小河内女史の前半生

このまえあんま期待せずマケプレから届いた本。 公共図書館とともにくらして / 小河内芳子. -- いづみ書房, 1980.8. -- (くさぶえ文庫 ; 11) 片々たる並装文庫本なんだけれども… ぬぁーんとこれが! 昭和期図書館史の回想録なのだ。 著者は小河内, 芳子 (190…

著作権法の特別法:映画盗撮防止法

「ネット時代の著作権」『出版ニュース』(2007.9中旬)に「映画の盗撮の防止に関する法律」(通称:映画盗撮防止法)の解説がある(吉田大輔氏)。それによると、これは著作権法に対して特別法の関係にある法律で、著作権法30条1項(私的使用目的の複製)を…

オタどんがナニを見せようとしているのか

推論してみた。 まず当該号の目次があるといいなぁと思い、とりあえず雑索をみたら採録誌かつ採録号であった。 そこで。。。 とりあえずどの記事でもいいから「申し込み」をクリックし、それで出てくる画面の右一番下「他の記事一覧」という部分をクリックす…

たった今

書庫がわりに使っとる部屋で「紙魚(しみ)」らしきものを見つけ心底おどろく! って初めて見たよ。 書庫のクンジョウを思い立つ!`・ω・´)o

帰ったら

某さんから督促状が届いていた(´・ω・`) さて、どうすべえか。

古本市で疲れる

五反田へ 9:30まえに着く。 ガレージを一巡して階段前あたりで本を見てたら、いつのまにか行列が形成されてて自分がなかに取り込まれているの気づく(×o×) ありがたくそのまま待機(^-^;)目録ではとくにアテはないのだけどね 二階ではタイヘンな混みよう。…

日本レファレンス史書誌(A very very short annoted blography/bibliography of history about reference services in Japan)

正統的文献の世界 ふと気づいて、文献展望(集)をひもといたらレファ史単独で立項されとった(・o・;) なんともマニアック…というか、bibliomaniacってかbibliotheticmania??? 田村俊作「レファレンスサービスの歴史」『図書館・情報学研究入門』三田図書館…

明治人物レファレンス辞典?

『週刊読書人』(2007.9.28)の「人名事典の奥行きの深さ」という紀田順一郎先生と植田康夫氏の対談が載っている。 紀田 明治から大正の半ば頃、あまり人名辞典が出ていなかったので、人物論の盛んな時期があって、『明治文学全集』の木村毅が編纂した「明治…

みんなレファレンスをしたいみたいですの

こんな資料がネットにころがってると、国会のメルマガにあった。 図書館職員の資格取得及び研修に関する調査研究報告書(平成19年3月) http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/houkoku/07090599.htm わちき的にはあんまオモシロくなかっただけど、それ…

満洲紳士?!

いや驚いた(×o×) だってサ 今日、十数年前に死んだおぢいちゃんを見たのだ(・o・;) もちろん… 本のなかでなんだけどね(o^ー')b このまえ復刻されたばかりの『中国紳士録』の解題を読んでたんだけど… そのなかに同じ編者(中西利八)が編集した『満洲紳士録…

千代田…

たまにみるよつべに図書館ネタが上がっていた 「千代田・豊島、来館者3〜4倍に 好調!区立新中央図書館」 http://jp.youtube.com/watch?v=DPOauMRdvoQ ←見たい人はこれをクリックして MXテレビのニュース。千代田図書館や豊島区の図書館を紹介するもの。…

浪江ケンの図書館本

おとといの深夜、Amazonのマケプレをみて、いくつか注文したものが到着。 農村の読書運動 / 浪江虔. -- 新評論, 1958. -- (農村新書) 1800円ほど。浪江ケン氏は、本物の左翼なのでつねづね尊敬しをるところ。彼の農村読書運動は日本全体がまるごと擬似都市化…

日記 古本市へは行かなかったが…

午後、ヤン・ヨーステンのブックセンターへ 考査小説(novels of reference services) 『ジャーロ』の一般考査小説を立ち読みす。いちおう市立図書館のレファレンス・カウンターが舞台になっている。 ついでに『新潮』の立法考査小説も立ち読みす。吹きだし…

日記 古本市へ行かなかった…

古本市ふるほんいちってそればっか…(*´д`)ノ 所要で反町古書会館(東神奈川)へは行けず(´・ω・`) 神田のぷるぽん市とやらにも行けず(´・ω・`) 昨日あたってた図書館本でも整理しますですかの

日記 古本市へ行った

古書展へ行った… って、そればっか(*´д`)ノ 高円寺で何も拾えず、と思ったら、最後の瞬間に、裏田武夫の著作集。なんと、図書館ハンドブック第2版の「イデオロギーと図書館」が採録されとる(×o×) 自信あったのかなぁ(・∀・`;) そのまま神田へ 抽選が当たって…

アッパレ書盗作家ここにありっ! 来月の「全国図書館大会」に来たる!

彗星のように?消えた「日本主義図書館学」の復活を、悪辣にも目論んでをるわちきであってみれば……。英米に書盗作家があると専門誌に載らば、やはり、おなじものが日本にもあるぞよ、と言うてみたひ。 ホヘホヘ 全国図書館大会に間に合ったよ! この日本に唯…

炸裂の図書館雑誌:ひさしぶりに図書館の政治学

にゃんだか今月(9月)の図書館雑誌も炸裂しとるのぅ(・∀・`;) 投書欄にこんなものが… ・糸賀雅児「教育基本法を受けた日本図書館協会の対応について」『図書館雑誌』101(9)p.633-634 まずもって、このようなものはただの投書欄にのっけるようなものでな…

『参考書誌研究』という雑誌

手許の現物をみると、裏表紙にタイトルおよび目次の英訳があって、タイトルは"Reference service and bibliography"ある。つまり、「参考書誌研究」は、研究でなくて、なわけである。 でもわちきの記憶では、レファレンス・サービスについての研究ってのは初…

悪の帝国のレファレンスは悪の帝国図書館長が始めたv(≧∇≦)v?

このまえ神田で『参考書誌研究』なる紀要モドキを拾ったのは、稲村さんの論文が載っていたから。 ・稲村徹元「戦前期における参考事務のあゆみと帝国図書館--資料紹介「読書相談ノ近況」(昭和十年六月帝国図書館)〔翻刻〕」 『参考書誌研究』(通号 3) [1971.…

読書の秋? そろそろ早稲田か

来週は早稲田古本市 なにをおいても初日に行こうと思ってたが… どうも初日は無理そうである…

そうそう「所蔵図書館マップ」

id:myrmecoleonさんが作った「所蔵図書館マップ」このまえ古本合戦で話題にしたら、意外と知られてなかった。ご出席のみなさんはリヤル・ワールドで立派な方々なんで逆にネットのことはわからないやう。 そこでリンクさせてもらいますた。ってか、単にオモシ…

ところで

センセはどこ行っちゃってるのだろう…

夜は短しマップ

なんちゅーものが本に挟まってた やっぱり京都小説であり京大小説であることよ ってモリミーは京大出身だったっけ