書物蔵

古本オモシロガリズム

『参考書誌研究』という雑誌

手許の現物をみると、裏表紙にタイトルおよび目次の英訳があって、タイトルは"Reference service and bibliography"ある。つまり、「参考書誌研究」は、<参考書誌>研究でなくて、<参考研究・書誌研究>なわけである。
でもわちきの記憶では、レファレンス・サービスについての研究ってのは初期を除いて載らなくなり、専門書誌ばかりになりはててしまったような気が。
ほんとはキチンと「参考事務研究」の媒体として機能すべきだったと思うのだが。そして志智嘉九郎亡き後の、よたよたレファレンスサービスの発展を支えるべきだったと思うのだ。
要するに執筆陣が抽象的思考や歴史的思考(つまり断片を統合していくこと)ができなくなったからだとにらんどるよわちきは。それとも執筆陣の能力というより、編集部の問題かしらん(゚〜゚ ) でも、だとしたら、その歴史的使命に対してあまりにも無定見というべき。
わちきは、ただ列挙しただけの専門書誌というのはある意味バカにしていて、そんなのタグやフラグ、件名を遡及的につけさえすればよかったのではないかと思うてをる。
あぁ、そういえば、図書館雑誌群の位置づけ表をつくるのすっかりほっぽってたね。