書物蔵

古本オモシロガリズム

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

みなさん納本刷りに気づきはじめてゐた

書物のリヴァース・エンジニアリング(第1回)『地上の祭』、見果てぬ夢の形見 雑誌記事 片塩 二朗, 田中 栞, 郡 淳一郎 掲載誌 初版本 ([1]) 2007.7 p.66~77これのp.74で「納本刷り」にあたるものについて言及されている。 田中 そう、各種の証言を参照する…

索引の作り方:索引語(標目形)の調整事例

ほほぅ(・o・;)日本の本にはそもそも索引がつかない傾向にあったが、近年の学術書では付く傾向にある。なれど多分に「機械的」だったり、固有名(人名など)しかなかったりするのは、意味論的な索引をつくるノウハウが著者や出版社に普遍化しとらんせいと…

明治二十年頃の古本屋

明治二十年頃の古本屋は原書屋と和本屋の対立の感がありましたが、あらゆる旧套を脱して新しき文明を 吸収するに汲々たる当時の国情は原書屋の威勢を高め(p.10) 明治の二十年頃までは定期刊行物の雑誌は数える程よりない為め、そのセコンドハンドもない訳…

春画と本当の人事評価

さういや江戸期の春画で自慰ができたかどうかで論争になってたなタイモン・スクリーチに日本の学者が反論したんだっけかなhttps://t.co/qP3Q6WPCCU https://t.co/ZbTOIwwqnX— 書物蔵:古本オモシロガリズム (@shomotsubugyo) 2018年10月10日 日本人のヒガミ…

東亰書籍館時代

トウケイ・ショジャククヮンについて下記2つを読みて三浦論文を読むなり。 伊東 達也 田中不二麿の図書館観の特徴とその起源 : "free public library"としての東京書籍館の由来をめぐって 教育基礎学研究 1349-1784 九州大学大学院人間環境学府教育哲学・教…

徴証を判然たらしむべし!――受入印の起源について

蔵書印がマイブームである。ただしわちきは近代にしか興味がないので近代蔵書印。 で、蔵書印自体については戦時中の小野則秋以来――彼は大東亜戦争にも蔵書印は重要だと書いていた――の研究があるのだが、図書館の「装備」の歴史(林靖一を見よ)を検みすれば…

昭和63年三田情報センターの職員一覧

こんなん買った~ pic.twitter.com/LMVKDRnpNC— 書物蔵:古本オモシロガリズム (@shomotsubugyo) 2018年10月1日 なつかしいなあ、わちきはこの次の年、ヤジリンの代わりに入ったんだった pic.twitter.com/MPhA6CGvx4— 書物蔵:古本オモシロガリズム (@shomot…