書物蔵

古本オモシロガリズム

みんなレファレンスをしたいみたいですの

こんな資料がネットにころがってると、国会のメルマガにあった。

図書館職員の資格取得及び研修に関する調査研究報告書(平成19年3月)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/houkoku/07090599.htm

わちき的にはあんまオモシロくなかっただけど、それでも部分的にオモシロかったのは…
p.75の司書有資格者が行うべきと思う業務についてのアンケート。
もちろん、アンケートだから、それが正しいというわけじゃないすよ。ただ、現場の草の根(草莽)館員たちは、そう思っているぞよ、ということ。
選択項目はこまかく設定されてるんだけど、ダントツでみなさん、司書有資格者がやるべきと思っているのはレファレンス・サービス。
(・o・;)ほへー。
つぎが選書。
ほほぅ、これって要するに、

司書有資格者たるべきもの、すべからくreference librarian(日語レファレンサー)たるべし

ということだね。あるいは

須らくsubject bibliographer(訳語:主題専門家)たるべし

ということか。
いや、これが正しいかどうかはわからんが。ともかく、みながそう望んじまっているということだわさ。
そんで、整理(目録)業務がその次くるかと思いきや、プロジェクト管理とかをすべき、と皆がいっているそうな。
その次に整理。ずいぶんと人気がなくなったもんですの。
貸出はといえば、その後ぐらいにつけてる。かなり低い数字ですなぁ(・∀・) でも、ちと意外。館界の専門誌を見ている限り、まだ貸出派の人は結構いるかと思ってたですよ。
これは…
実は現場には貸出派の人はいなくなりつつあるということだね。そしてレファレンス・サービスをやりたがっているという。
わちきの憶測(■やっぱり志智はレファレンスのチャンピオン(守護神)http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20070122/p1の「でも… 関西でもレファの機運?」)が当たりましたの(・∀・)
いやモチロン、レファが日本司書の正しい生き残り策かどうかというのは別の話として、のハナシ。
もちろんわちきに言わせれば「書誌のこともワカランで、効率的レファレンスなんぞできっこねー」とか、「今迄さんざっぱらレファレンスのことほっぽり出してきた歴史をまずレファーせよ」とかいろいろ言いたいことはあるがね。