書物蔵

古本オモシロガリズム

古本者

『古本マニア採集帖』は独学者・在野研究者列伝としても読める

古本マニア採集帖作者:南陀楼 綾繁皓星社Amazon サイン本が瞬間蒸発?! 古書蒐集家36人の趣味生活を書いた『古本マニア採集帖』という本が出た。普通の新刊書店で買えるようになるにはまだ2,3日かかりそうだけれど、特殊な古本屋ルートでは昨日あたりからサ…

『昭和前期蒐書家リスト』! 戦前のブックコレクター4500人がわかる!

戦前日本で古本を集めていた、趣味人・在野研究者・学者など4500名ほど(実際には4400人くらいに)を一括して検索できるレファレンス本を、同人誌で友人が作ってくれました(^-^) 11/24(日)の文学フリマ(in 東京流通センター)ブース:ネ-21で頒布され…

ダンナとしての愛書家あるいは幇間としての古書肆(σ^〜^)

書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 10 時間10 時間前「〔上野松坂屋の〕飯田部長は本がとても好きで、デパート人らしくない文化人でした。飯田さんは書物展望社の斎藤昌三さんとも親しく」 きのふ昔の愛書家はちゃんとカネのある産業人がゐたよね、と…

古本者はどうやって生計をたてているのか?

蔵書を整理していたら、6年まえに古書現世から買った『古本ずき』(樽見博、私家版、2004.1)が出てきた。 http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20060220 パラパラ見たら、このまへ日本の古本屋――業界人は「日古(にっこ)]というらしい――で買った『探書五…

「古本者」の語誌

原始「愛書家」だった古本ずき(古書コレクター)が、いま「古本者」と呼ばれる由縁(理論的根拠)をさぐるエントリをあげかけたが、そのまへに初出をさぐらねば、とて調べてみた。 実は、語釈がネットにひとつあって、それがわが(?)はてなのキーワード。…

古本オタクの生きる道

『パリジャンと思って結婚したら、ただの貧乏なオタクでした』というブログ本があるといふ。 「学者だと思って結婚したら、ただの古本オタクでした」 「司書だと思って結婚したら、ただの古本オタクでした」 などという本も成立するのではないかと、畏友・神…