書物蔵

古本オモシロガリズム

古本者はどうやって生計をたてているのか?

蔵書を整理していたら、6年まえに古書現世から買った『古本ずき』(樽見博、私家版、2004.1)が出てきた。
http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20060220
パラパラ見たら、このまへ日本の古本屋――業界人は「日古(にっこ)]というらしい――で買った『探書五十年』の福田久賀男についての記述があり、

四十半ばで公務員の職を辞し、以後はごく短期間、大学の非常勤講師を務めただけで、およそ三十年間まさに在野の研究者として一途に文献の探索に寧日なかった。

とあり、へぇ、福田さんってば、途中まで公務員してたんだぁとびっくり(+o+)
いやぁ、古本ずきが古本がすきというだけで、どーやって生計たてることができるについて、悩むことがあってねぇ。。。(*゜-゜)

週のうち半ば以上は神保町や早稲田の古書街を歩き、週末の古書会館の即売会は皆勤であった。

って、こりゃーさすがに公務員を辞めてからのことであったろうけれど(σ^〜^)
古本への度を越した愛のあまり古本屋を始めてしまったのは斎藤夜居(よずえ)だったそうだけど、いったい全体、古書展の、あの最初の瞬間に並んでいられる人って、どーやって生計をたてているのか不思議であった(ヽ・∀・)?
かの雑誌蒐集家、福島寿郎さんは、古書展に並ぶため、古本屋廻りをするために昼間自由に時間がとれる警備員をやっていたというのは有名な話( ー_ー)∩
「いっつもならんどるおじさんがいるなー(・o・;)」と思ってたら実は古本屋さんだったということはよくあり(-∀-;) 昔、紀田順一郎先生だったか、結構、公務員とか学校の先生がいるということが書かれていたけれど、昨今はどうなんだろ?
いちど、並んでる人に悉皆アンケートしてみたい(σ^〜^)σ
なーんちて(^-^;)
さういふおまいはどーだってか?(* ̄ー ̄)>エヘヘ
いやサ、わちき高校のころ真面目っこだったもんで、授業あるときは出席してたんだけど、大学生になって街に出てみたら、ナーンダ、高校生が街にいっぱい真昼間っからいるぢゃん、と思って驚いた|д・)っ⌒●〜*
毎日、古本を読んで、週末は必ず古書展の列の最初にならぶ、そんな生活が理想だが、大学にでももぐりこまねば、とーてい無理なような。。。
数年前、シャカシャカに嵌ってをった時、あさもはよから浅草の、かの松屋なる古本市、そこにてシャカシャカしとったところ、となり立ちたるおじさんの、絵葉書屋さんが申すにハ、アンタのずいぶん熱心だ。まぁ人生にひとつぐらい、楽しき趣味がなかりせば、浮き世もやっちゃらんないね。
などということがあったなぁ(´-`).。oO(・・・・・・・・・)