書物蔵

古本オモシロガリズム

ひさびさにhisako姐さんねたをオタどんに呈す

ネットでいちばん黒岩比佐子さんに言及しとるオタどん向けのネタぢゃ。
起きだして朝日新聞を見ると、「杏のふむふむ」てう本が紹介されてゐたのぢゃ。

杏のふむふむ

杏のふむふむ

女優・杏氏のはじめてのエッセーであるといふ。「不思議な書名はラジオの相づちから」つけたさうな。当初は「相づちが珍妙という投書」があったそうだが、この相づちで見知らぬ人とキャッチボールをするようになったこともあるとか。。。
ってか、その先を読んでびっくり。

「ずっと書きたかった」というユニークな祖父の話は笑いに充ち、作家の黒岩比佐子さんとの手紙のやりとりにほろりとさせられる。闘病中の黒岩さんに「舞台を見にきて下さい。と手紙を送るが、かなわなかった。「出会えなかった出会い」だ。


こんなところでhisako姐さんの記述に出会うとは。
と、さっそくオタどんにご注進〜。
hisako姐さんのことを思い出すたび、女古本ノンフィクションライターとしてこれから、という時に、なんとも。。。と図書館や古本、そして民間学、民間史学のいちばんよい部分の象徴としてこれからもっと輝こうとしていた時に、と、日本読書界、古本界(ついでに図書館界)が失ったものは大きすぎ、といつも思ふのぢゃ(ノ△;)