3日午前1時記載。
さっきツイートしたことは、実は金曜に兵務局さん相手に論文の材料とて語ったことがネタになっとんのぢゃ。
読書史を考える時、
といった場合わけができるが、エロ本はどこに入るのか、真面目に考えると難しい。
日用品と捉えて、生活場面の家庭医学?
ってか、NDC(日本十進分類)でそうなっとる
繰り返しますけど、エロコンテンツは「日用品」で「日常品」です。日常品に「好みの差」はあるでしょうが、日常品ですよ。 QT @xXm1213yXx: @azukiglg エロコンテンツがなくなるべきとは思ってないですよ🤗
— 加藤AZUKI(芸歴三十ン年)@「忌」怖い話 大祥忌 (@azukiglg) 2019年11月2日
日常とコンテンツの境界がわからないのは危険だと思います。
正確には、ふつうの公共図書館や大学図書館だとエロ本は選書段階でハネられるので、NDC本体に、エロ本の項目がない。
それゆゑ…
特別にエロ本が選書(収集方針とやら)を通って入ってくる国会附属図書館で、
NDC:598.2 結婚医学
に「性に関する雑著は,ここに収める」という適用細則を、1980年代に作ったらしい。
いま手元の7版に細則ないが、9版には本表に載っている。
読書史上、エロ本のことを語るなんて、なんてつまらなくも下品でふまじめなんだろう、ってな価値観を表明する人が、男女ともによくいるが(゜~゜ )
読書のハビトゥスとか、内務省検閲、国会納本など、大きすぎて、長期すぎて、正しすぎて、ふつーの人たちには見えない読書「制度」を見る時に、こういった「極端本」「周縁本」(わちきの造語ね)がどのように扱われるかから、その全体像がわかるんだよ(σ・∀・)
「性に関する雑著は,ここに収める」というNDCの適用細則が1980年代にできたらしいことから、すぐ仮説的に言えることは次のとおり。
悉皆納本を謳っていながら、その頃までエロ本の納本率は極端に低く、逆にそのころ若干の向上を見、適用細則が必要になった。
NDCは学術分類を元にしているため、
そもそも生活に根ざした書店配架分類とかけ離れており、生活書をうまく分類できない。
もう2つも仮説がゲットできちゃった(^-^)
戦前の内務省検閲が、実際にどう運用されていたかを見るには、
「主義書」
「エロ本」
などの極端本や周縁本がどうbanされたかを見ればよい、ということになる、というか、それでしか分からない。
おそらく当時の内務省の図書課員にだって、一般基準、特殊基準などとガイドランを示されていたとはいえ
実際にどの書目がバンされたか、を見ることで、体感的に論理を内面化していくしかなかったんだろうサ(´・ω・)ノ