書物蔵

古本オモシロガリズム

雑本・雑書考

諸橋大漢和あたりを見ると、雑学や雑著といった言葉には古くからの用例があり、主題というより形式(文体)のほうがさまざまであることを言う言葉だったらしいし、江戸時代には占いの本のことだったらしいが、ここでは今の意味、つまり、 次の大辞泉にいう1と2の意味の本をいっしょにして考察したい。というのも、十進分類法においては両者が結果として同じものとなるので。

ざっ‐しょ【雑書】(デジタル大辞泉
1 図書分類上、どの部門にも入らない書物。雑本。 2 雑多なことを記載した書物。雑本。 3 江戸時代、相性・開運その他の俗説を記した書物。

いやサ、NDCの運用で意外とむずかしい項目に、049雑著があり、この項目の設置の歴史、運用の歴史をちと調べたくての。