書物蔵

古本オモシロガリズム

アイディア 『全国特殊コレクション要覧』の復活?

イデアといえば、観念の謂いであるが、また、思いつきでもある。
人文・社会系の資料捜索といふか文献探索でハ、固有名(著者・出版社・コレクター)⇔一般名詞(件名・分類標数)の変換テーブルが不可欠。
で。
むかしはまじめにレファレンス事業の全国展開を視野に入れていた国会の、一般考査部が『全国特殊コレクション要覧』などを出していたのだが、いまは改訂されずに30年以上たっている。
長尾桃郎を調べていてフト思ひついたのだが。
古通」の著者名を総ざらえして、彼らの旧コレクションで現在、リファー可能なもの=公的施設に収まっているものをリスト化すると、疑似的に代替物ができるのではあるまいか。すくなくとも作業リストをつくる手がかりではあらう。
たとへば長尾桃郎のコレクションは大阪府立大にはいっているやうで、フツーに同大のOPACにいろいろ出てくるが、そこに労働関係のビラ類まであるとは、なかなかわからん。