書物蔵

古本オモシロガリズム

2010-11-22から1日間の記事一覧

奥付研究の解題書誌(刊行年順)

管見のかぎり、他の奥付研究文献について言及しているものはほとんどないのは残念。孤立してやっとる感じ。奥付を集めて、過去の法令を見れば足りると考えられているのだろうか? 日本出版百年史年表 / 日本書籍出版協会. -- 日本書籍出版協会, 1968 ※事項(…

ヱほんの奥付・表紙統制について

『出版年鑑』改め『書籍年鑑(昭和17年版)』にオモシロいことが書いてある。p.926) 「日本児童絵本研究会」という出文協の関連団体らしいものが出した内部メモの類か。 「コドモ絵本の副題廃止其他に就いて」(昭和十六年五月) 内容は、副題をつけると、…

一冊の古雑誌からreference tool研究に及ぶ

愛書会で次の雑誌の端本、2巻6号(昭和14年6月号)特輯旅と読書を1200円で拾った。 最近、読書・図書がらみの戦前雑誌に興味があるので、愛書会で扶桑さんのところに転がっていたので拾ったのだった。あわてて前後を見たけど、他の号はみあたらず。 所蔵は?…

社会運動史人名大事典とアナ人名事典は、マ逆の継承関係にあった(×o×)

このまえ、こんなめづらかなリーフレットを拾った。 『日本アナキズム運動人名事典編集委員会ニュース』(1) [1998] 愛書会で月の輪さん。ほかの巻もあったけど、500円だったので1号だけ。 おや、これはと思ったのは、チラシが挟まっていたので。 「近代日本…

図書のオビ(帯)について、図書館情報学的知見

紀田順一郎先生のサイト見てたらUP時に見逃していた一節を発見。 本のオビについてのことだんだけれど、その注にオモシロな一節。 古書収集の極意は殺意(・o・;) (注)以上は一九九四年四月の読売新聞に寄稿したもの。それをいま再録するのは『三太郎の日記…