書物蔵

古本オモシロガリズム

「シューカンシ(週刊誌)」に先行する存在としての「週間新聞」

戦後的意味でのシューカンシ、つまりゴシップ満載の週刊雑誌は、週刊朝日を嚆矢とし、終刊文春などで全面化するが、その先駆形態に「週間新聞」があったことが判明した。

  • 「〔資料〕出版取締其の他に対する意嚮調査に関する件」『出版警察報』(113)p.121-〓(1938.7)※p.125

三、 週刊新聞以下に対する意見又は希望
1 営利の目的とし数名の外交員を使用し広告料の強要を事とし、俗悪猥褻なる記事を掲げて社会風教を害し、無責任なる中傷誇張の記事をあえて登載して