書物蔵

古本オモシロガリズム

ひさびさに取り屋新聞

神戸大学の新聞記事DBをみてたら、ひさびさに取屋さんを発見―ん(・ω・。)

【十】 保証金と悪徳新聞退治(上)
如才のない近頃のお役人は、商人の様な笑いを浮べながら、大新聞にはさういう事はありませんが、どうも小新聞がという様なことをいうのであろう。この取締法規というものが最悪を標準にして作られえていることが、一番善良な者を困らせるのである。そして目標にした最悪連中は、立法者よりも頭がよくて、免れて恥を知らないから、直ぐ巧妙脱法手段を見出し、かう兎は逃げて良こだけがひどい目に遭うことになるのである。
保証金制度もやはりそれである内務当局に『悪徳小新聞のばっこを防止するためやむを得ない、これに代る名案があればお示し下さい』といわれて委員連は恐れいって引っ込んでしまったが、それならば保証金制度の下にある今日、かういう悪徳小新聞というものが存在していないとでもいうのか、現にかういうものがあって困っているという内務当局の言分は、保証金制度ではこれらの取締がつかないという証拠ではないか。
出版物法案を評す / 関口,泰 (東京朝日新聞) 1927.3.6-1927.3.22 (昭和2), , 出版印刷業-02-072

ほほぅ、「悪徳新聞」とか「悪徳記者」とか、新しいキーワードを拾えただす。

鬱々として

筆すすまず(゜〜゜ )