書物蔵

古本オモシロガリズム

十銭パンフレット

パンフレットの歴史へ

表現急行さんがブログに小冊子についてのメモまとめを公開してくれていた。 hyogenkyuko.seesaa.net パンフレット史については統計を発見して、ほんとうにざっくりと書いたことがある。 shomotsugura.hatenablog.com まぁ森さんの見立てなんかも背景にあるん…

十銭パンフレットのツイッター

十銭本コレクションしたい pic.twitter.com/u0V6tn50Fa— ナンブ寛永 (@kan_ei_sen) 2018年1月11日 おーΣ(゚◇゚;) 「十銭パンフレット」ですなぁ( ^ - ^ )7年ほどまえに森サンと検討した際には、むしろ、現代の「週刊誌」にあたる機能を持ってゐたといふ話…

まあ研究者の間では常識ではあるわな:戦前雑誌・新聞の発行人やら十銭パンフやら

友人にこんなの借りた。 佐藤卓己「新聞の大衆的転化と右翼ジャーナリズム:キャッスル事件の構造(近代日本史料研究会 2006年11月16日)」『戦後日本研究会・近代日本史料研究会報告集』3 p.93-122(2007.12) そしたら出版史がらみのことがいろいろ。 伊藤…

昭和12年における雑誌の統計上(見かけ上)の増加

同じ記事*1にオモシロ情報がほかにもあって。近年パンフレットの増加が著しいという(これについては十銭パンフレットと東京冊子出版協会についていちど書いた)。 また出版雑誌が激増しているという。その理由2つがオモシロい。 ひとつは「不穏文書取締法…

意外と短い十銭パンフレット時代

「最近における出版界の動向」『出版警察資料』(33) p.1-9 (昭13.8/9/10) 「このパンフレツトは一時は巷に氾濫して、正にパンフレツト時代を作ったものである。(略)それが昭和十三年では(略)〔単行本に対して〕約二分の一以上の減少を示すに至つた。(…

パンフレットについてのモノグラフがあったΣ(゜∀゜;) 

日本近代「小冊子(パンフレット)」の歴史:資料論としてhttp://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20110728/p1 ここでかかげた文献リストにもれていた重要文献。 所謂十銭パンフレットに關する調査 / 警保局圖書課[編]. -- 警保局圖書課, 1936.7. -- 185p ; 21…

日本近代「小冊子(パンフレット)」の歴史:資料論として

小冊子という日本語は江戸期から、簡易な冊子という意味で使われていたが、ここでは、近代の「パンフレット」の訳語として扱うね(o^ー')b 江戸期の話 いま「日本大百科全書(ニッポニカ)」を見ると、 パンフレットの最初は1601年、当時イギリス最大の商業組合…