書物蔵

古本オモシロガリズム

『明治文化研究会事暦』

こんなものを読んだ。

  • 田熊サンズイ胃津子「『明治文化研究会事暦』以後」『書誌索引展望』4(2) p.16-19 (1980.5)

たぐま・いつこ(親和女子大学附属図書館)さんは、最初、谷沢永一から『明治文化全集』の新版・旧版比較表があるといいといわれて始めたのが、標記の総目次をつくるきっかけだったそうな。

ついでに機関紙の総目次・同会の出版物目録・例会の記録を添えたらということになって、『新旧時代』『明治文化研究』『明治文化』を探し求めることになったが、『学術雑誌綜合目録』『全国公共図書館逐次刊行物総合目録』で見つからなかったら、もうお手上げの時代に、幸い天野敬太郎先生がかなりの分量を持っておられ、私の家にも4,5年分、東大の明治新聞雑誌文庫にも4,5年分と、丁度お互に〔ママ〕欠本を埋め合って、最後に探しあぐねていた2冊も長崎県立図書館で見つかったのは全く運がよく、(略)(
p.16)

ガクソウモクと、志智の総目になければ「もうお手上げの時代」とゆーのも、なんともすさまじき時代かな(*´д`)ノ
ところで標記の題名は「目録という言葉を入れない書名を考えていて、天野敬太郎先生につけて頂いた。」のだそーな。ってか、別に目録って言葉が入ったっていーじゃんねぇ(・∀・`;)