書物蔵

古本オモシロガリズム

2005-02-03から1日間の記事一覧

変わり学(変り学)とは

お口直しに古本話。南陀楼氏のHPにあったんで,おもしろそだなと思ってたら,鎌倉の公文堂にありました。2千5百円。買い。古本で欲しいときにすぐ買えるのは珍しい。 變り學讀本 / 大阪毎日新聞學藝部編. -- 河原書店, 1936 らくがき 動植物名 南方(みな…

図書館経営「論」につきて論ず

省令科目(司書課程)の改定で「図書館経営」ができた。そんなことやってる場合じゃないって意見もあり(根本「知的貧困」),それはそれでまったく正しいと思うんだけど(根本先生の意見をたとえれば,医学生が大学で医学そっちのけで病院経営を学んでどう…

耳折り本から員数主義を懸念す

本を整理してたら,『一下級将校の見た帝国陸軍』(文春文庫)が2冊でてきた。これは「員数主義」についての基本ね。片方の本には,わてが盛んに耳折りをしたのが残ってる。 ここで耳折りってのは,dog ear (イヌの耳)のこと。ってもこれは英米書誌学用語…

情報総合館って? それより雑誌館を!

名前がなぁ。なんだかよくわからない。図書館だと「図書」館で,単行本が資料の主体であるかのように思われるから変えたいのはよくわかるけど。情報とか総合ってコトバは,ちょっと広すぎる気がする。会計士や弁護士,市長が座ってて直々に答えてくれるわけ…

指定管理者制度

懐古的な当ブログも,めずらしく時事を。朝日新聞の朝刊,文化総合欄に「どうなる公立図書館」で指定管理者制度が。 山中湖情報総合館(山中湖村立図書館のこと,昨春開館)がまずでてきたんだけど,館長さんは小林是綱(コバヤシ・ゼコウ)。 かなり前から…