書物蔵

古本オモシロガリズム

官僚制

草創期の終焉

こんな記事メモが出てきた(´・ω・)ノ 「金森さんんはあれで仲々〔ママ〕容貌に自信があるんだな」と若い書記長が云った。講演や会議の発言中に見せる、視線をななめ上に向けて空(くう)をみるような目付きを指していた。そう、草創期の図書館の余裕はこの金…

おサボりの勧め? いやいや、知的複眼思考のことぢゃよ

コミガレ3冊500円から二足のわらじ 山田, 智彦, 1936-2001 の もう一枚の名刺を持とう! / 山田智彦 著. 読売新聞社, 1998.9 をコミガレで拾って読んだ。もともと名刺論に興味がるのと、タイトルから余暇活動の話かと思って拾ったのぢゃった。 山田智彦 は芥…

特殊コレクションは概念理解力がない環境だと育たない

地方の新聞史料-個人コレクションの可能性に注目して(樋口摩彌)へー(・o・;)米英ではエキセントリック・マンによって作られた個人コレクションを、あとから図書館が拾って展開していく、という途があるんだが。日本だと無理なんだよなぁ。たまたま入っ…

ピーターの法則余談

重々帝網‏ @Omavirahumkham 4月12日重々帝網さんが書物蔵(古本フレンズ)をリツイートしましたピーターの法則ですね。 でも元々欧米では、組織は非合理な人間を合理的に補助する乗り物と考えるが、日本の場合は、合理的な人間に非合理な判断や行動を強いる…

日本人の組織におけるジェネラリスト指向あるひはラインとスタッフ

カワイ韓愈ドロップ ‏@kawai_kanyu 7月30日国会図書館デジタルコレクションでたまに出てくる。 3件のリツイート 2 いいね 森 洋介 ‏@livresque2 8月2日缺葉は目録に註記欲しい、國會所藏と安心してゐて讀めないと困るので。デジタル化事業は拙速な畫像データ…

東京駅開業記念の暴動について

みゅるめこれおんさんがツイートしとった証言を読んだ。 暴徒と化していたのは、年配の男女が多かった。 あと、騒ぎたいだけの無関係なヤンキーも多数混じってた。 一般の客は「状況を説明して欲しい、整理券はでるのか、今後販売はどうなるのか、中止の理由…

戦犯…(・o・;)?

ある役所における「業務研究」――さういや、業研活動なんちゅー用語があったね――の伝統につき議論。するとある世代とわちきらの世代の間がスッポリ抜けてゐるてふ話になり(。・_・。) わちき:PSとかK氏とかSちゃんとか途中でやめちゃったりしてそれまでの伝…

つながる図書館員とつながらない図書館員

すぐれて金儲け的な側面をもったマーケティングが、非営利組織にまで応用されるようになり、その購買者が「public(公衆)」にまで及んだこと、一方で、日本では常に手段と目的がとりちがえられるPublic Relationsは、まさしくpublicを対象としてきたことで…

おもしろい訳語「路上吏員」

ストリート・レベルの官僚制 倉石一郎「路上吏員と人の情け」『図書新聞』(3174)p.6(2014.9.13) http://www.toshoshimbun.com/books_newspaper/week_description.php?shinbunno=3174&syosekino=7572 郵便局で紛失小包の賠償請求をしやうとしたら、どーし…

政策官庁と現業官庁と

政策官庁では課長補佐になるとまはりから、 これで好きなことができますね といはれるのださうな。 もちろんここでいふ「好きなこと」てふのは、気ままで自分勝手なこと、では全然なくて、天下国家の現状および未来に鑑みて、日頃から温めていた政策を提案し…

アホアホに刃物

以前は、アフォなニフォンジンの事務効率をよくするにはどうしたらよいか、について夢想したことぢゃった。 ドクメンテーションやら事務機械化もその方法になるかと思ったこともあるが。。。 事態がさかさにうごいて、すっかり事務機械は刃物なのだなぁと思…

組織の老化 2

むかしいた会社の話(σ^〜^)σ でもそのままぢゃ、ちまらんので経年変化を見てみた(o^∇^o)ノ 項目の次の数値は最大で20年の変化。まあ20年たてば、基本的に数値は大きくなるのが普通だろうけれどね。 数値は→ 1あてはまらない→3どちらでもない→5あてはまる …

十年かけて買えた古本。さまつな行政法は至難!

古本生活20年にならんとするなかでも,買うのが困難なのは実用本,実務本なり。旅行ガイドとか,マニュアルとか,古いもんを買うのはむずかしいのは有名な話。で,そのなかでもとりわけむずいのは法律の実務本じゃないかと。法学書は,実務書でなく学術書…

耳折り本から員数主義を懸念す

本を整理してたら,『一下級将校の見た帝国陸軍』(文春文庫)が2冊でてきた。これは「員数主義」についての基本ね。片方の本には,わてが盛んに耳折りをしたのが残ってる。 ここで耳折りってのは,dog ear (イヌの耳)のこと。ってもこれは英米書誌学用語…