書物蔵

古本オモシロガリズム

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

こんなとこに関根康喜が

それはそうと、文協事件(1942)の一連の出来事のなかに、関根康喜がでてくる。文協事件ってのは、情報官、鈴木庫三が朝日への紙の特配を糾弾したことに端を発する事件で、文協の第二回総会(1942.6.13共立講堂)が大荒れにあれ、結果、職員の過半が懲戒免職…

文協と図書館

戦時の、「国民読書」運動は、なにも図書館協会だけがやってたわけじゃない。どこまで読書の現場に影響力があったかはともかくも、中央では「文協」もまた、読書運動をとなえていた。 出版文化協会(出版文協、文協)は昭和15年12月19日情報局第一会議室で成…

昭和30年代の例

このまえ友人が四天王寺(大阪の古本市)でひろった本に、なんと「以印刷代謄写」が丁寧にも読み下し文で奥付に記載されていた。 国語・国字問題小史 / 天沼寧著. -- 価佳株式会社出版部, 1959

(〃^-^)φ

鵜澤忠(うざわ・ただし) M33.4 千葉生 S4.3 東大社会学科卒 S4 日大講師 社会局嘱託 S6 日本青年館図書館主任 大日本連合青年団思想調査主任 S7 公正図書館長 公正学院長 S 横浜市立図書館長 ←このおかげで渋谷国忠館長になれなかったとの説(石井) 上記…

ブログ

しばらくプライベートモードにしてたけど、そろそろパブリックに戻そうかな 思案中(´・ω・`)

大東亜トンデモ人物のレファ本

オタどんブログから抜書き(〃^-^)φ あとでいろいろ使うっち 『公職追放に関する覚書該当者名簿』総理庁官房監査課編(日比谷政経会、1949年) 公職追放の該当事項(所属団体、役職など)のみ 『全国国家主義団体一覧 昭和十六年十月現在』 『日本アナキズム…

参考図書(reference book)と参考書(学習参考書;学参)

これにあった reference book の項 英語表現辞典 / 荒木一雄. -- 第2版. -- 研究社出版, 1985.11 直接、和訳は説明しないまま、これを受験参考書と理解してはいけない旨、書いてある。 「受験(学習)参考書」に相当する英語はなく、a studen's history of J…

(財)東京移動図書館について

楠田の「動く図書館」にめでたく当選したわちきであってみれば、「移動図書館(traveling library)」と聞いてピキーンときたわけだけど。 (かきかけしかしこの事典はわりとオモシロ。 矢田績(やた・せき)の創設にかかる「名古屋公衆図書館」もこれに立項…

いよいよ… (゚〜゚ )

八重洲ブックセンターで

ちくま新書の地図本を買う。

動け、読め!

(かきかけ、とゆーか、まだ支払いしてないから心情的に書けない…

(ρд-)zZZ

なんだか異常にねむい ひるね おきだして、きのう到着してた封筒を開けると… キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

もしかして、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! か?

ひさしぶりに池袋で飲んで、深夜、帰ってみると… ん?(`・ω・´) なんか届いてる こ、これはー(×o×) も、もしかして! あんまりもったいないので、明日、開封すべし

ひさしぶりにジュンク堂

ジュンク堂で高島俊男先生の新刊文春文庫を買う。文春とはケンカしたのかと思ってたので意外だったが。五反田古書展のこととかが載っててオモシロそ。 それから友人Aが合流し、これまた駅前の飲み屋で11:30p.m.まで飲んでしまう(^-^;) 「ダーツの針がかわ…

西武線沿線(ひばりが丘・江古田)

ひさしぶりにひばりが丘で降りる。たしか北に2店、南に1店古本屋があったはず。北の1店は消えていた。どちらでも拾えず。きちんとした住宅街が背景にあっても店売りはもうだめなのかしらん(゜〜゜;) さみしいことなり 北口にでかいパチンコ屋ができていて…

彩の国古本まつり

高円寺からバスで練馬まで出て(約20分)、西武池袋線にのり、所沢へ。東口すぐの「くすのきホール」にて開催中の古本祭りへ。 前回まで初日の最初にトチゲキしてたんだけど、だんだんとそこまでしなくてもよい気がしてきた(^-^;) 会場へ行くと友人Bがいた…

『文藝年鑑2603』(゚∀゚ )

きょうは高円寺 2、3周したのに拾えず、「また、空振りか…」と最後の一周で、和本におやじっちが群がってた向こうに見えた、(グラシン紙で)背文字の見えない本をむりやり手にとってみた。 なんだかほんわかした装丁… 小説かしら… こ、これは!(・o・;) …

月の輪の目録になぜだか戦時文化運動が

月の輪書林の目録、戦時文化運動があったんで1点ほど頼むが、留守電にいれたので上手く処理されないかもと不安(´・ω・`) はがきもだしたほうがいいかしら…

諸岡タモツは快便だったか?

愚痴はテイコウさんが、諸岡の『快食快眠快便』を参照してくれた。うん。本文中にはいまでも通用するカテキンの効能などがあり、かならずしもトンデモでもないらしい。 で、諸岡が上野陽一と知り合いだったとのこと。わちきは上野のことは知らず、著者標目を…

うかつなり書物蔵

戦時中、文部省で図書館を所掌する課長をやってた小山, 隆 (1900-1983) ‖コヤマ,タカシさん。 うかつにも、わちきはただの官僚だと思っておったらば。 このヒト、有名な社会学者だったのねん(´・ω・`) 戦時中、「文協」で図書を所掌する課長をやってた黒川, …

スメラギの道

おたどんにスメラ学を習っていらい、アタマん中は「すめらぎ>すめる>しゅめーる」しとるのだ このまえ高円寺で拾った饅頭本 創造的日本学 / 藤沢親雄[他]. -- 日本文化連合会, 1964 を読み進む。 (゚〜゚ )うーむ。 ワケワカランなりに、藤沢氏のひととなり…

浅草寺婦人図書室とは? 古い無名の組織の来歴を知るには

はほへほさんが婦人図書室ネタで来訪(^-^*) そこでちょっと調べてみた。 はほへほさんが古書会館でみかけhttp://d.hatena.ne.jp/hahoheho/20060203#1138979096(わちきもみかけ)、今また、金沢文圃閣の古書目録『としふりた……』(7)に姿をあらわした「浅草寺…

近代奥付研究史概観

なんでもいちおうチェックすべきは、それまでに誰か論じてないかということ。 いちばん安易なのは、雑索を論題で引いて見ること。それでめぼしい文献にあたる。 奥付についてもきっと誰かがどこかで「研究」しとるんではないかと。そんで、ちと見てみた。古…

市河コーシは有名人?

大東亜ト学にひょっこり顔をだす市河彦太郎さん。 あんまり有名じゃなかったのかといえば、戦時中はむしろ有名なほうだったみたい(・o・;) 大東亜人名録ともいうべき、『大衆人事録(14版)』(昭18)の復刻版には、第5巻の海外の部p.3に出てくる。たいした…

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!『としふりた……』(7)

帰ってみると、ん? なにやら届いとる(・o・;) 『としふりた……』7号(金沢文圃閣) これはっ!(`・ω・´) 飛びついて見ると。 あれっ、あれっ! <読書修養>のところにお目当ての本がみつからない(´・ω・`) どゆこと。 ん、でも、わちきが以前買ったまま、あ…

画期的奥付研究かも

デイリースムースさんところで言及されてた記事を遅ればせながら見てみる。 高梨章「戦時の本の奥付を見る」『日本古書通信』(933)(2007.4)p.24-26 著者はつぎの4つに就いて論じている。 定価表示の上にある○に停の記号「マルテイ」 「発行承認番号」 …

けふはやたらに眠かった ブログも行き詰っている感じ

アサピ新聞

帰ったら、朝日に国会図書舘の納本率について記述が(×o×) 「誰のための著作権延長か/没後50年で出版される本は1.6%」『朝日新聞(be)』2007.6.2p.b3 著作権保護の死後延長についての記事で、「没後50年で出版される本は1.6%」しかないという数値を導く…

マンガ狂

呉智英『マンガ狂につける薬:下学上達篇』が出てたので買う。