書物蔵

古本オモシロガリズム

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

友人相手に

飲む。 古書モールで待ち合わせた後、某所へ。 ビブリオテカリイがバカだ、とさんざん愚痴る。 ついでに京大のねーちゃんの話。 ありがとう友人よ。 代わりにあるトンデモ本の書誌をご教授せらる。 ありがとう。

東大より京大が

森見先生の小説を読んで思ったんだけど、学問ライフを満喫するには東大より京大のほうがいい気がする。古本屋にかけては神保町があるから東京のほうがいいけれど。 でも京都は年に3回も大規模な古本市があって、あれは、知識が増えていくというか、拡がって…

大阪発神保町行

OMMに突撃しようとしたら… 森見センセの本を読んでいて乗り過ごし遅刻(^-^;) それ、突撃っ、と思ったら… あれ! 会場が半分になっちゃってる(´・ω・`) 特にナシ。 大衆宣伝の神話 / 佐藤卓己. -- 弘文堂, 1992.12 を800円で。 あわてて神保町へ 夕方、古書会…

c代の介書店(Fが丘駅近く)

そのあとで、某ブログで言及されてたf町のc書店へいく。 間口は狭いが、奥行きが非常にあって(京都かいここは?)、1980年代以前の「良書」がズダダーッと並んでいる。それもキチンと整頓されて。なんか不思議な図書館の一角のような感じだ。 品揃えは文…

第53回丸善特選古書展示即売会 (丸善名古屋栄店4階ギャラリー)

名古屋の栄(さかえ)ってのは東京の銀座みたいなもの?土地勘がまるでないが、そのうち名古屋古本散歩でもしたいもの。 規模的には藤沢の古書展に近い。こじんまりとしているが、やはり東京では見られない地元の出版物がある。目先が変わってうれしい。わざ…

願ったり叶ったり(ネットで)

おととい深夜だったか「日本の古本屋」散策をしていたら、南京図書大屠殺の誤報んもとになった、あの、パンフが出てるじゃないですか!!! さっそく注文す

昭和20年上半期の杉森さん

そのころ私は大政翼賛会の文化部に勤めていたが、この方も開店休業のような状態で、暇だけは充分あったから、焼け跡を散歩したり、何やかやとしゃべってばかりいた。(p.104) あれ〜 国民読書運動はどうなっちゃったの(・∀・)

(゜〜゜)

上記の牧野論文の表をまえにしてウンウンうなりながら考えてみた… にしても解りづらい説明であるのぅ。表そのものは間違っていないのに… でも。 ウンウンうなってたら、なんだかワケワカラン戦前の出版統計の森が、なんとなく分かってきた。 パンフレットの…

(×o×)

いま、腰痛川崎さん経由で知ったのだけど、 最新の『婦人公論』で、小谷野敦さんが過去の恋愛体験談を書いている。文章の終わりで、結婚したことを報告している。21歳下の女子大学院生で、ブログで出合ったとのこと。 http://d.hatena.ne.jp/tazan/20070624#…

代謄写の定義

ぬぁあーんと! 「以印刷代謄写」の定義が見つかった! もちろん、「以印刷代謄写とは、かくかくしかじかである」という記述ではなくて。 <ちょっとした論理操作で定義になる記述>を見つけたということ。 残念ながら、原資料は未見なのだけれど、そこから…

1990年代半ばの古本マニアぶり

『古本マニア雑学ノート』唐沢俊一(ダイヤモンド社1996)読了。 インターネット普及前の古本マニアの生態。基本的には1960年代の紀田順一郎さんたちと同じことをやってたことがよくわかる。デパート展でのエレベータとか(って、それは今でもあるか(^-^;)…

財団法人・大日本図書館協会

戦中の読書運動にオモシロな証言を残した杉森久英。 昭和20年4月に(財)大日本図書館協会に就職。 昭和21年10月にはやめちゃってる。 で、このことを、例えば有山タカシなんかは、あたりさわりなくサラリと述べているけど、ホントのところはどーだったのか…

「図書館本」というコトバ

最近の造語かと思っていたら、なんと森銑三が使っていた。 『古い雑誌から』p.165 あとがきを見ると、もともと同じタイトルの雑誌連載をふくらませたものだとある(・o・;) その雑誌が『読書春秋』! この雑誌は国会図書舘の外郭団体が出していたもので(かき…

ひさしぶりに

ビールを一缶のむ いろいろたまっているのかしらん(゚〜゚ )

学者の感情管理

岡茂雄『本屋風情』(中公文庫1983)読了 柳田国男にふりまわされる岡さん。タイヘン。 わちきてきには、和田万吉とかとやった「装釘研究会」に興味

神田で

神田へ落穂ひろいにいく。 昨日気になってた本は売れてしまっていた(・o・;) 代わりにこんなものを。昨日は気づかなかったから、やっぱり来て良かった(^-^*) 文化のこころ / 上泉秀信著. -- 翼賛出版協会, 1943 200円 新しき日の家庭訓 / 市橋善之助. -- 二…

高円寺で

『地形学教程』陸軍予科士官学校 昭和16年 1500円

ワーサム博士はピカチュウの恩人?

しばらくまえに読んだ夏目房之介氏のだかマンガ産業論だったかに、じつは少女マンガがアメリカにも1950年代にあったのだが、社会的に抹殺されたのだ、ってな話がのってたようなおぼえがある。 そうなんだ、と思っていたところ、こんな本があることがわかった…

雑誌研究

いま、南陀楼さんのブログを読んでたら、実は大学で非常勤をしていたことを知る。 http://www.wako.ac.jp/kyoumu/syllabus/data/70992.html わちきも受講したいなりo(^-^)o って、雑誌をつくるのは苦手だけどね。南陀楼先生の雑誌論(とくに雑誌史)を…

五反田神田みあたらず

古書展のはしごをするも、めぼしいものはなし。ないことを確認しにいったようなもの。 古本マニア雑学ノート / 唐沢俊一. -- ダイヤモンド社, 1996.3 を買う300円。 読んでいたら、均一台に夢中になって彼女をほっぽらかしにし、振られてしまうという回想が…

関根喜太郎(3) 遺された本

高橋(1973)の関根自殺説は、基本的に戦前のウワサの類であった。 ここで、戦後も活動した関根の全体像について把握しておくべきと思う。じつは、大澤(2005)も小田(2004)もあまり活用していない一次史料がある。それを使えばとりあえず全体がおぼろげな…

予告 今週末は拙ブログ開店予定ですよん

あすは五反田の日

関根喜太郎自殺説の検証

大澤(2005)により明らかとなった文献上の自殺説。 これについて分析を加えてみたい。 なんでこんなことをするかといえば。 自殺説は一般にアヤシイ 自殺説って結構あやしいことが多い。たとえば、田中稲城(初代帝国図書館長)は自殺したと、一度、『図書…

大日本図書館協会を罷めた理由

杉森久英『戦後文壇覚え書』読了。 おなじ本の末尾座談で給料が上がらないから、とあり、たしか『大政翼賛会前後』では、その雑誌連載においてもはっきり書かずにいたが、ほぼ絶筆となったらしい『覚え書』本文にチョロっと書いてあった(・∀・) それは…

関根喜太郎(まとめ2)主に大澤正道氏の記述から

小田氏に送られてきたという記事を入手。 大澤正道「関根康喜の思い出」 『虚無思想研究』(19)号(2005.2) ちなみに、この記事が載った雑誌は第三次のものという。公式ブログ(総目次を兼ねる)あり。http://blog.goo.ne.jp/kyomushisokenkyu 大澤氏の使っ…

主要3OPAC【しゅよー・さん・おーぱっく】

日本国内の主たる3つのOnline Public Access Catalogを、こんなふうに呼んでみた。わちきの造語。どうせ造語だから、3opacとかって略しちゃおうかしら(^-^;) てか、これら3つが横断検索できるようなサイトがあればいいだけの気もするが。だれか作らんか…

関根喜太郎まとめ記事(のつもりだったが)

先行文献 日外の人名事典(1997)には、生没年不明で立項されとるだけのアナキスト関根喜太郎。 ぱるの人名事典(2004)では、生没年不明ながら、関根康喜、荒川畔村と同一人物であるとされている。 で、これを出版史研究業界?に知らせたのが小田光雄さんの…

今日も古書展

二、三日まえに行った古書展は和本ばかりで買えなんだ。 今日はなにかあるかしらと行ったが、うーん、そんなには拾えず。 図書館管理法 / 西村竹間. -- 日本図書館協会, 1978.7. -- (復刻図書館学古典資料集) 500円。複本なれどなんかの役に立つかと。相場は…

うわさ

いろいろ不穏なるうわさを聞く。

帰ったら関根康喜が来ていた(×o×)

画像を見よ(`・ω・´) これぞアナキストにして国士出版社となった関根さんの『出版の研究』じゃ 3000円というリーズナブルな価格にて求む(^-^*) 奥付の上ンところに、出版者が著者を誉める文が掲げられてをる。 つまり関根喜太郎が、関根康喜を誉めている。 …