書物蔵

古本オモシロガリズム

(財)東京移動図書館について

楠田の「動く図書館」にめでたく当選したわちきであってみれば、「移動図書館traveling library)」と聞いてピキーンときたわけだけど。
(かきかけ

しかし

この事典はわりとオモシロ。
矢田績(やた・せき)の創設にかかる「名古屋公衆図書館」もこれに立項されとる(p.184)。矢田はオタどんの

残念なのは各項目に参考文献がないこと(一括で巻頭にまとめられている)、版面デザインがちょっと素人っぽく見えてしまうことかしら。


古本用語事典 / 久源太郎. -- 有精堂出版, 1989.12

著者の、久, 源太郎 (1946-) ‖ヒサシ,ゲンタロウさんってば。ググると、復刻屋さんの湖北社代表 だったらしい。実際、次のような記事もあるらし。そういえば、湖北社の禁止本書目を2年ほどまえ池袋のイルムス館で買った憶えが。
変貌しながら続く--複製・複刻本のその後 / 座談会 小梛 精以知 ; 座談会 久 源太郎 ; 座談会 日本古書通信編集部 日本古書通信. 46(3) [1981.03]
実は歴代復刻屋さんの一覧もつくりたいと思っているので要チェック。復刻屋の書目選定は、いったい誰がやっているのかについてレファレンス史とからめて論じられると思っているのだ。
「古本屋用語と私のものさし」に同じ項目があるも、
出典もないし表現が近似してちょっとヤバげ。