書物蔵

古本オモシロガリズム

目録

悉皆リストといふもの

きのふ森さんと悉皆リスト論をば。 わちき:ホワイトリストとしての機能上、論理上は悉皆リストが必要では 森さん:さうだが、実際家にとっては、テキトーなレベルで限定的で安いもののはうが望ましい。 なーるほど。 ぜんぜん実際家でないお方に、実際家の…

カード目録の歴史に栄光の1ページが(゚∀゚ )アヒャ 

けふ、インフォーマントと某所でランデブーした(。・_・。)ノ 某:お客さん、これこれ(σ^〜^) 書:ん?(・ω・。) ん、んーーっ!?(*ω*;)´´ こ、こりはー(×o×) とて、メタデータのカード処理の日本史に、オモシロな一ページが加はったのぢゃ(・∀・) なん…

古書目録から注文したらイチバンぢゃった…(;´▽`A``

けふは古典会なれバ、古書会館に行くまでもなしトテ、せどり御殿にて随筆をものせる二、 郵便だよ〜 とて秦川堂さんの目録が投げ込まれにけり。 まへの号にて切抜通信の定款をバ注文せるも、品切れにテ、しょぼーん(´・ω・`)とせることを思ひだしつつ、見落…

日本のカード式情報処理の歴史

最初、このエントリ「カード式目録の歴史」と題したけど、よく考えたら、もっと広くって、「カード式情報処理の歴史」としてみた。 また、このエントリは次のエントリを受けて書いたもの。 カードを使えば、ありとあらゆることが可能だ!`・ω・´)o クライェ…

カードを使えば、ありとあらゆることが可能だ!`・ω・´)o

この本 Paper machines : about cards & catalogs, 1548-1929 / Markus Krajewski ; translated by Peter Krapp. -- : hardcover. -- Cambridge, Mass. : MIT Press , c2011. -- vi, 215 p. : ill. ; 24 cm. -- (History and foundations of information sci…

カードによる情報処理の歴史についての単行本(英書)

ある所でぶん殴りそうになった先生のレビューからはっけーん(σ^〜^)Paper Machines: About Cards & Catalogs, 1548-1929 (History and Foundations of Information Science)作者: Markus Krajewski PhD,Peter Krapp,Jonathan Furner,Michael Buckland出版…

ギャラリーフェイク

主人公フジタのライバル(?)三田村女史のところに、ある画廊から佐江木晋三のレゾネを作ってくれという依頼が舞い込む。 フジタに贋作商をやめてほしい三田村は、フジタに協力を依頼。裏の手なども使ってコレクターに協力をさせるフジタ。 レゾネとは 画家…

カタログレゾネと日本の美術:論理だけで言えること

図書館に勤めたことにある御仁ならば、ある美術家の、ぜんぜん有名でない作品についての記述ないし図版の有無を聞かれたことは多いだろう。 けれど、日本の美術の場合、できるとこといへばせいぜい、ニチガイのレファレンス事典を引くことぐらいで、あとは展…

民間MARC批判なの?

JLAの政治声明(2010/2/9)「「「我国を代表する書誌データの一元化」」について」(以下、「について」)について、いったい何のことやらわからん、とゆー声が日本のbibliobloggerにある。 正文→http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/kenkai/20100209.html ワケワカ…

鬼塚明治さんまとめ

鬼塚明治はおそらく1902年生まれ。平壌中学卒業。戦前に鬼塚式の速記を開発。貴族院速記課。戦中は「日本国語会」を島田春雄などと起こし、漢字制限に反対。戦後は貴族院からそのまま参議院へ。国会図書舘準備の事務局に入り、1948年発足直後に整理部カード…

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!『としふりた……』(7)

帰ってみると、ん? なにやら届いとる(・o・;) 『としふりた……』7号(金沢文圃閣) これはっ!(`・ω・´) 飛びついて見ると。 あれっ、あれっ! <読書修養>のところにお目当ての本がみつからない(´・ω・`) どゆこと。 ん、でも、わちきが以前買ったまま、あ…

地図の分類?!

今日は高円寺の日。当然、行く。いつも遅刻してしまうが今回は丁度ぐらいに突撃。 〜〜〜 でも、さして拾えず。 結局、『古地図文献目録』no.7, 9, 10 大日本測量株式会社 (刊行年記載なし) 3冊 ¥3000 を買ってしまう。 なんだか目録の排列が擬似十進分類…

電子図書館は書誌的アクセスから

国会がやっているとかいう「書誌調整連絡会議」の議事録(国会図書舘月報552)を読んだら、上田先生がこんなことを言っている。 また昨今、現在のOPACは時代遅れとして、Web2.0を意識したOPACの改善提案がなされたりしている。しかし、連想検索機能を持つWeb…

「Webcat遊び」?

myrmecoleonさんの「所蔵図書館マップ」 ISBNのない本も表示できるように改良されてたんで(古本マニヤには復員、じゃなかった福音)、送ってもらったばかりの古本であそんでみた。 http://myrmecoleon.sytes.net/map/?isbn=BN06872356 一見して、所蔵館の偏…

めずらしき古書販売目録コレクション

すぐ下にこんな記事も 「古書目録、7000点公開/千代田図書館「反町コレクション」」 これって、しばらく前に拙ブログで話題になったもんだね(o^ー')b http://www2.library.chiyoda.tokyo.jp/kosho.html いったいどんな調べモノに使えるか思案中(^-^*)

カタログ論の本と某図書館の間違いカタログ

次は, 展覧会カタログの愉しみ / 今橋映子. -- 東京大学出版会, 2003.6 1500円 これは型録論の本。出た当時,わりと誉められてた。たしかに美術型録についての本というのはめずらしい,というか,これが初めてか。 ('0'*)アッ! また主題標目まちがえてるよ…

 『東京書籍館書目』のおそろしい偶然! 分析書誌学実践?

手に入った『書目』について,分析書誌的な来歴を。 残念ながら裏・背表紙はうしなわれてしまっており,そこの部分は補修です。表表紙のみがオリジナル。肝心のオモテ表紙が残っていてよかった。で,これでは記述はおわりません。 古本屋に電話したときから…

あったよ!書籍館書目

東京書籍館書目. 和書之部,漢書之部 / 中村謙. -- 東京書籍館, 明9.7 信じがたいことにあったのです。明治9年の目録が。値段は……,とりあえず秘密にしときますね。ま,やや高いくらいというところでせうか。でも,もっと新しい(とはいへ)明治3,40年代…