書物蔵

古本オモシロガリズム

東京書籍館

永井久一郎(荷風のパパ)の偉さ――近代図書館のホントウの始まり

明治5年に湯島聖堂に「書籍館」が出来て、日本ではじめての近代図書館になった話は誰でも知っている。 が。 それらをまねて各県でできた県書籍館たちは、みなみな明治10年代末には絶滅してしまったことは、いままで専門家しか知らんかった。通俗図書館史…

古書目録から注文したらイチバンぢゃった…(;´▽`A``

けふは古典会なれバ、古書会館に行くまでもなしトテ、せどり御殿にて随筆をものせる二、 郵便だよ〜 とて秦川堂さんの目録が投げ込まれにけり。 まへの号にて切抜通信の定款をバ注文せるも、品切れにテ、しょぼーん(´・ω・`)とせることを思ひだしつつ、見落…

 『東京書籍館書目』のおそろしい偶然! 分析書誌学実践?

手に入った『書目』について,分析書誌的な来歴を。 残念ながら裏・背表紙はうしなわれてしまっており,そこの部分は補修です。表表紙のみがオリジナル。肝心のオモテ表紙が残っていてよかった。で,これでは記述はおわりません。 古本屋に電話したときから…

あったよ!書籍館書目

東京書籍館書目. 和書之部,漢書之部 / 中村謙. -- 東京書籍館, 明9.7 信じがたいことにあったのです。明治9年の目録が。値段は……,とりあえず秘密にしときますね。ま,やや高いくらいというところでせうか。でも,もっと新しい(とはいへ)明治3,40年代…