書物蔵

古本オモシロガリズム

カタログ・レゾネ

レゾネ補遺

とはいへ、準レゾネもあるらし 故河北倫明氏の1972年に刊行された著書『青木繁』(日本経済新聞社)は、カタログレゾネともいうべき基本文献なのだが、 「没後100年 青木繁展」『週刊読書人』(2900) p.8 (2011.8.5) なるへそ。レゾネと銘打ってなくても、…

ギャラリーフェイク

主人公フジタのライバル(?)三田村女史のところに、ある画廊から佐江木晋三のレゾネを作ってくれという依頼が舞い込む。 フジタに贋作商をやめてほしい三田村は、フジタに協力を依頼。裏の手なども使ってコレクターに協力をさせるフジタ。 レゾネとは 画家…

カタログレゾネと日本の美術:論理だけで言えること

図書館に勤めたことにある御仁ならば、ある美術家の、ぜんぜん有名でない作品についての記述ないし図版の有無を聞かれたことは多いだろう。 けれど、日本の美術の場合、できるとこといへばせいぜい、ニチガイのレファレンス事典を引くことぐらいで、あとは展…