書物蔵

古本オモシロガリズム

レゾネ補遺

とはいへ、準レゾネもあるらし

故河北倫明氏の1972年に刊行された著書『青木繁』(日本経済新聞社)は、カタログレゾネともいうべき基本文献なのだが、
「没後100年 青木繁展」『週刊読書人』(2900) p.8 (2011.8.5)

なるへそ。レゾネと銘打ってなくても、レゾネ並みの悉皆カタログが個別にありえる、というわけですな。しかし、こういった準レゾネは個々の専門家しかわからない。よろしくALCの人々はその総目の書誌データに、レゾネ識別記号をつけるべき。TRCやNDLといった主題専門家ぢゃない人々がつくる一般書誌にないデータ要素を加えてこそ、主題専門家(subject bibliograpner)といえませうぞ。

日本語レゾネ論がまだあるのに読めん…

次の本にカタログ・レゾネ論が載っているとグーグルでフツーにわかるのに、どこも所蔵してないみたいだねぇ。

カタログ・レゾネの入手・閲覧の方法」なんて、library pathfinderにうってつけの題材ぢゃござんせんか。