書物蔵

古本オモシロガリズム

うかつなり書物蔵

戦時中、文部省で図書館を所掌する課長をやってた小山, 隆 (1900-1983) ‖コヤマ,タカシさん。
うかつにも、わちきはただの官僚だと思っておったらば。
このヒト、有名な社会学者だったのねん(´・ω・`)
戦時中、「文協」で図書を所掌する課長をやってた黒川, 純一 (1904-) ‖クロカワ,ジュンイチさん。
うかつにも、わちきはただの出版業者だと思っておったらば。
このヒト、有名な社会学者だったのねん(´・ω・`)
ん? (^-^;)

小山, 隆と国民読書

自伝というべき『軌跡五十年』(御茶の水書房1980)には、文部省にいたときのことがスッポリと抜けている。昭和15年に、ナチス占領下フランスに行ったハナシから、昭和19年ビルマでひどいめにあったハナシに飛んでるよー。
それではと、饅頭本『小山隆先生を偲んで』(1985)をみると、これには戦中のことも当時の関係者がすこし書いている。
武井貞賢という人がいうには、S18.11に小山さんは文部省教学局文化課長に。
国民精神総動員運動にからんで、昭和14年ごろ、わりとすすんで入省したらしい。