書物蔵

古本オモシロガリズム

関根喜太郎

やっぱす関根かうきは侮りがたし

先週の金曜だったか、たったの400円でぶっくす丈さんから拾った、 新聞廣告四拾年史 / 内外通信社通信部編. -- 東京 : 内外通信社 , 1935.10. -- 20, 380p, 図版7枚 : 挿図 ; 23cm. -- "博報堂四十年記念". -- (BN08915391) ; http://ci.nii.ac.jp/ncid/BN08…

ちっと梅田道之について

ケチネの部下だったといふ梅田道之につきて、ちっと調べてみた。 鈴木徹造の事典になし。 梅田道之 明治38.12.7生 銚子市春日町在住だったということが、『最高裁判所裁判集. 刑事 166(昭和43年1月-昭和43年4月)』(p.9)でデジデジ経由でわかる。 ネットに…

関根康喜氏日読社を退社

刀工書院を退社して日本読書新聞社の総務部長に就任した関根康喜氏は一身上の都合により同社を退社した。 (『日本古書通信』(昭和13.3)p.25)

蒐書家でもあった関根康喜

古典社が出した『図書案内』no.1に「全国蒐書家名簿 第1回」(昭和8年12月10日現在)が載っていた。あの、青柳秀夫も載っている。 と… なんと、一時期オタどんがおっかけていたケチネ、こと、せきね・かうき氏も載っているのであった。 関根康喜 東京市荏原…

関根喜太郎(3) 遺された本

高橋(1973)の関根自殺説は、基本的に戦前のウワサの類であった。 ここで、戦後も活動した関根の全体像について把握しておくべきと思う。じつは、大澤(2005)も小田(2004)もあまり活用していない一次史料がある。それを使えばとりあえず全体がおぼろげな…

関根喜太郎(まとめ2)主に大澤正道氏の記述から

小田氏に送られてきたという記事を入手。 大澤正道「関根康喜の思い出」 『虚無思想研究』(19)号(2005.2) ちなみに、この記事が載った雑誌は第三次のものという。公式ブログ(総目次を兼ねる)あり。http://blog.goo.ne.jp/kyomushisokenkyu 大澤氏の使っ…

関根喜太郎まとめ記事(のつもりだったが)

先行文献 日外の人名事典(1997)には、生没年不明で立項されとるだけのアナキスト関根喜太郎。 ぱるの人名事典(2004)では、生没年不明ながら、関根康喜、荒川畔村と同一人物であるとされている。 で、これを出版史研究業界?に知らせたのが小田光雄さんの…

帰ったら関根康喜が来ていた(×o×)

画像を見よ(`・ω・´) これぞアナキストにして国士出版社となった関根さんの『出版の研究』じゃ 3000円というリーズナブルな価格にて求む(^-^*) 奥付の上ンところに、出版者が著者を誉める文が掲げられてをる。 つまり関根喜太郎が、関根康喜を誉めている。 …

こんなとこに関根康喜が

それはそうと、文協事件(1942)の一連の出来事のなかに、関根康喜がでてくる。文協事件ってのは、情報官、鈴木庫三が朝日への紙の特配を糾弾したことに端を発する事件で、文協の第二回総会(1942.6.13共立講堂)が大荒れにあれ、結果、職員の過半が懲戒免職…

アナキスト出版者

こんど来た目録をながめていたら 出版の研究 / 関根康喜. -- 成史書院, 昭14 なんて本が出てた。おもしろそう。 と思ってググったら、畏友のブログがヒットす。それについてた書誌事項をたどって、著者のあらましを『古通』2004.10 p.12の小田光雄氏記事で確…