書物蔵

古本オモシロガリズム

アナキスト出版者

こんど来た目録をながめていたら
出版の研究 / 関根康喜. -- 成史書院, 昭14
なんて本が出てた。おもしろそう。
と思ってググったら、畏友のブログがヒットす。それについてた書誌事項をたどって、著者のあらましを『古通』2004.10 p.12の小田光雄氏記事で確認。
本名は関根喜太郎で、別名、荒川畔村。どうやら宮沢賢治の、生前唯一の詩集『春と修羅』の取次ぎを請負い、そしてゾッキにながした出版者であるらし(笑
小田氏典拠の、
日本アナキズム運動人名事典 / 日本アナキズム運動人名事典編集委員会. -- ぱる出版, 2004.4
にあたると、生没年不明で戦後、自殺したとの風聞があるとのこと。うーむ、買いたくなっちゃうが、ちと、絶対値が高い(8000円)。小田光雄氏は古書現世から2000円で買ったというが… これは安すぎるのでは…
古通』9月号をみると、キントト文庫が上野文庫の弟子であったなんて話も…
古通は10年以上まえに定期購読をやめちゃったけど、再開しようかしら…

追記

畏友がたまたま言及してをるが,なにやら妙に詳しい
桜澤如一関根康喜関根喜太郎
http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20060524
http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20060525
うーむ,右翼通かと思ってをったらアナキスト通?
これまた別の?畏友がこんな記事を
2006/05/19 森茉莉の夫としての山田珠樹司書官
たのしみたのしみ(^-^*)

あすは…

神田と高円寺の双方が初日なのだ。うーむ。