書物蔵

古本オモシロガリズム

最近の高橋健二研究?

マイブームな「満洲開拓読書協会(満読)」ネタだけど、関連の翼賛会のほうの読書運動についても調査中。 それで、文化部長さんだった高橋健二についても調べねば、と思っていたところ、そういえばと、高田恵理子『文学部という病』(ちくま文庫)を買ってき…

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ! のか???

またも直話 それはともかく アルバムが出現。 順番に見る 大正期からの写真が良く保存されている。 そうそう、昭和30年代の新聞でみたお顔が赤ちゃんから連綿と。 順番に見る。 だんだん核心の戦中期にちかづいてくる。 ところが、どんどん残りのページがす…

けふの収穫

高円寺〜神田とまわる 高円寺では,方法論の本を。 学術的諸論文の書き方 / 篠田太郎. -- 橘書店, 昭11 500円。戦前の,論文作法本はめずらしい。 これは拾いもの(^-^*) 神田の会館では 『書痴往来』をすこし。 沓掛さんが明治の読書法の解題をしていたので…

盟友を支援す

神保町のオタどんが,スメル学図書館員(ちゅーか,十分,トンデモ)のKO大学図書館員を再度,取り上げている… 「慶應義塾図書館のトンデモ図書館員井上芳郎と柳田國男」 「シュメールにハマッタ慶應義塾図書館員」 相変わらずやっとるのー感心々々と思って…

けふもまた史料でなく直話

大収穫なり とうとうお会いできた これに数ヶ月かかったのだよ いろいろ聞けた 戦時読書運動の重要人物の輪郭が… なぜだか川島芳子も出てきたりしてオモシロ

最近,古本市にいけない…(´・ω・`)

忸怩たる思ひ とゆーのも。 図書館史がらみで人にあうのに忙しいから… Walking dictionary ならぬ,walking source というべきか。 今日も… 貴重な史料を返しにお出かけ。量が多いのでヘロヘロになる(´・ω・`) でも会話ははずむ(^-^*) 「マツモト・キイツ*1を…

「戦時読書会=○○○」説

趣味の大東亜図書館学で重要人物の年譜を作成。断片的記述をつぎあわせるとその人の人生の流れが見えてくるから不思議。 さらに戦時読書会についての回想録もみつける。これはいもずる式で。友人Bが喝破した「読書会=○○○」説を裏付ける話がここにも出てき…

大東亜図書館学:追記

昨日書いた、満洲国≠植民地の出典はつぎのとおりね。 事典昭和戦前期の日本 / 百瀬孝. -- 吉川弘文館, 1990.2 (のp.400) まぁ、語感というかイデオロギー的な問題として、「ダイトーア」という語感は、聞いたとたん、「あっ! 右翼かも」と思わせてしまう…

奇跡だ…(・o・;)

大東亜図書館学の立役者と(間接的に)冥界通信に成功せりっ(`・ω・´)ゝ 受話器の向こうで「芝富村で…」という声が… これはわちきの妄想か(・o・;)? 「そうそうたしか東大のナントカいう方を…」「中田クニゾーですかっ!」「そうそう」って…,あの中田邦…

あったかもしれない「大東亜図書館学」

わちきの最近の趣味は「大東亜図書館学」(こんな術語はありゃせんぞよ(・∀・)わちきの造語)… とりあえず探求領域は3つ。 科学動員のための十進分類法 ボランティアによる皇道図書館 国民読書運動(含.満洲開拓読書協会,芝富読書指導者養成所) で。 最…

図書館は本をどう選らんでいるのでせう(・∀・)?

めずらしく新刊書の図書館本を読んだよ。 図書館は本をどう選ぶか / 安井一徳著. -- 勁草書房, 2006. -- (図書館の現場 ; 5)

怒り

昼間,ささいで馬鹿馬鹿しいことだがひとつ腹立たしきことあり。 Japan Library Schoolも,これではだめだねぇ

司法・立法・行政・・・図書館。(゜Д゜)ハァ? (まぼろしの図書館省 2)

いま・ここにある図書館戦争(『図書館戦争』の感想 2)のつづきね 【論文】職階法のもとで司書は…(まぼろしの図書館省1)のつづきでもある。 左の画像は直筆(と思しきもの) 第四権としての国会図書舘は金森徳次郎から いま,まともな人には冗談にしか…

帝国図書館,国会図書舘,図書館短大の裏面史

うーむ,けふもまた,掘り出しかのー 岡田先生を囲んで / 岡田温先生喜寿記念会. -- 岡田温先生喜寿記念会, 1979.6. -- (図書館の歴史と創造 ; 1) 図書館 / 岡田温先生喜寿記念会. -- 岡田温先生喜寿記念会, 1980.11. -- (図書館の歴史と創造 ; 2) それぞれ5…

キタ━━のは

うん,冥界通信。 てか,国民読書運動の重要人物と通信に成功しそうなのじゃ。 交霊会ってか(・∀・) それに近いかも… けどこの冥界通信法は秘密じゃ。あまりにも汎用性がありすぎて危険なり〜 それとは別に,翼賛会文化部の内部事情もわかりつつあり。 明日…

意見と事実:調査部の思想

ちょと前だが,酒川玲子女史が『週刊読書人』の最終ページに連載しておる「図書館」 今回は、わるいところとよいところを同時にハッケーン まずは NHK「クローズアップ現代」の8/1放映「モラル崩壊?日本人はどこへ」の冒頭に、図書館蔵書の切り取りや書…

キタ━━━━ヽ(・∀・ )ノ━━━━!!!!

って何が(^-^*) ちょと秘密。

キタ━━━━ヽ(・∀・ )ノ━━━━!!!!

くうざんさんに誘われて,古書会館へいそいそと(^-^;) 百福自集 / 岡田温先生卒寿記念会. -- 岡田温先生卒寿記念会, 1992.5 これっ! 戦前戦後図書館史で重要人物たる岡田ナラウさんの90歳を祝う文集なんだわさ。 うーん,よくもまぁツブシにならなかっ…

イデオロギーと図書館(戦争責任と図書館員 1)

教条主義的な人々に対して言いたいのは、 「いったい当時、司書たちがどーしてればご満足なのか」 という疑問と 「あんたら、現在ただいま革命しとるかね?」 という疑問なのだ。

右であれ左であれ落ち着いた議論は好き

館界では「極右」「保守反動」と思われてしまうよーな極悪書物蔵ではあるが、実は進歩派だろうが左翼だろうが、落ち着いた議論は好きじゃ。 戦時文化研究の新しい流れ 国民読書運動、戦時読書指導史を研究するうえで、現在ただいまイチバン重要な大月書店の…

鵺(ヌエ)のような読書会は

「読書会は鵺」「だから研究史がとらえづらい」とは友人Aの弁。 「読書会=ヌエ」説は、どうやら書誌鳥さんのココロにも残ったよう。 デルフォイの神託のような友人Aのコトバをわかりやすく言い換えると… 読書会は、

悪の「児童読物浄化令」にそれぞれの「思い」

『出版年鑑』(昭和14年版)のp.83に、昭和13年のこととしてまるまる1ページを使い「子供雑誌の刷新と統制」という記事がある。 それによれば、内務省(大島図書課長、久山事務官)はかねてより標記のことを考えていたが、10/25に識者の懇談会で検討し、10/2…

満読は満洲でなにを(満洲の沃野に読書はあったか)

擬似library schoolまでつくった(財)満洲開拓読書協会 おかげさまで文献があつまりつつあり。 なかには未入手だけど,とってもめずらかなるものも。 戦後の評価 裏田武夫氏とか代田昇氏とか是枝英子氏とかなどをひととおり 研究史 香内信子(1981)(1982…

古い雑誌から:古典社,国民読書運動

どうも二日酔いだったみたい… それはともかく,表題「古い雑誌から」ってのは当然,森銑三さんのパクリね。 森御大は,大学図書館の書庫をブラウジングして古い雑誌から明治の逸話をひろったんだった… 古典社・渡辺太郎氏 ついでに寄った雑誌んとこで,これ…

国立マンガ図書館 また会う日まで

id:myrmecoleonさんがどうやら本気を出してくれたようですのう。 友人やわちきはほんとうの漫画オタクじゃないんで(両者とも好きではあるがどこか傍観者的なとこがある),国立まんが図書館の提唱といったところは,論理的になりたつと思っても,どうにもハ…

国立マンガ図書館に吉報! ぜひ納本スヘシ(・∀・)

いちど友人の論をそのまま借りて国立まんが図書館の設立提言をしたことがあったけど。 ログをみるかぎりオタクだらけのネットなのに反響はほとんどなし(まーこのブログの読者にオタクがいないのかも)。館員にもオタクってのも意外といないのかもね。 それ…

高円寺で意外な人と

今日も今日とて古書展へ やや二日酔いなるも,あわてて電車にとびのり進軍す でも5分ちこくしちった(^-^;) 会場は… なぜだかいつもより混み☆混みっ!(`・ω・´) かきわけかきわけ,なんとか1周するも… へろへろ (ι´О`ゞ) ふぅ 帳場へ拾った本を預け,いっ…

「主義本」何から読むべきか

書窓展。 あきつさんとこで,あのウスモノを一冊一冊(て一枚一枚かな)吟味す。 あやや。これは「主義本」の仮性図書館本かすら… 何から読むべきか:社会問題研究法 / 無産社編輯部. -- 無産社, 昭和3 200円。安し。 小商人や,無産婦人など,それぞれの階…

キタ━━━━ヽ(゜∀゜ )ノ━━━━!!!!

ってなにがか? 昨日,古書現世から得がたい 図書館雑誌総索引 : 明治40(1907)年-昭和35(1960)年 / 日本図書館協会編. -- 日本図書館協会, 1964 が2000円できたのもキターなのだが。 お手紙が来たなり。 それも,わちきが最近トチ狂っておる満洲開拓読書協会…

ひさしぶりに武居権内

上記は,論争形式をとった図書館言説としてはごく初期なのではあるまいかと思い,久しぶりに武居の本をまじめによんでみる。 日本図書館学史序説 / 武居権内著. -- 早川図書, 1960 めでたき開館式は明治39年3月20日。『図書館雑誌』の初号は明治40年…