納本
「出版ニュース」2012.12下に木本至氏が「著者署名本との出会い(古書)」とて、上森子鉄宛ての林房雄『獄中記』(改訂再版、昭15.6.1)を所蔵していることを述べている。これは戦後のことだけれども、木本氏は「上森は、竹中労がキネ旬と闘いになったときの…
こんな論文を読んだ。 学部の卒論、最近はネット公開するやうになったのね(σ^〜^)σ 寺田唯香「国立国会図書舘の納本制度の問題点」(平成21年度慶應義塾図書館・情報学専攻卒業論文)平成21年12月提出 http://www.flet.keio.ac.jp/~ueda/sotsuron/09terada…
発禁処分の全体像を描いたフローチャートがある、なんて知ってた?(σ^〜^) しばらくまへ、森サンに「発禁のフローチャートなんてないかすら(*´д`)ノ」と聞いたら、なんともあっさりと「ありますよ(´∀` )」と答へられ、なんともびっくり:(;゙゚'ω゚'):したこ…
ん?(・ω・。) Mさんは(σ^〜^) 新しい幹線に乗り込んで、やれやれ、と思うテゐると、 あれ?(・ω・。) Mさんがいない。。。(・o・;) とて、「どーする!?ドースル!?」とドースル連みたいな心持ちでをると… 「ガタンゴトン」 ぢゃなかた 「スルスルスルルーッ…
なにやら中京のほうで出版法制史がさかんになりつつあるので、わちきも影響されて、こんな記事を見付けた。 「警視庁管下に於て行はれたる出版物並新聞紙納本取締実績」『出版警察報』(63) p.216-229 (1933.12) いまの文化財保護を目的とした法定納本は、…
なんだかいろいろ載ってそうなので、『図書館界』の最新号を入手して呼んでみた。 革命にはソーカツが 巻頭のエッセイは順々先生の「時給850円の有資格者、専門職ルーキーたち」というもんなんだけれど… 大酒呑みの藤野幸雄先生と酒をまったくたしなまれなか…
日本古書通信(2009.1)をめくってをったら、アンケート/昨年の収穫と今後の研究テーマというページがあった。 (1) 浅岡邦雄・中京大学教員 (2) 「大正九年新聞紙出版物差押題号簿」 「昭和十三年出版物行政処分名簿」 「昭和十五年九月十日現在 左翼出版物治…
マンガの帯カバが捨てられちまうことからいえば、あそこの納本制度は納本の3類型論でいうと文化財保護に位置づけるしかないのに*1、制度的実体化のレベルでぜんぜん文化財保護になってないね。博物館で仏像を収蔵するとき、光背とか台座とかを捨ててるとこな…
コピライト氏んとこで盛り上がってるようなのでチト見てみた(・∀・) http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/copyright/20081025/p1 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY200810250086.html 孤児作品の一種とし…
稲村徹元「国立国会図書舘の納本制度開始のころ」『出版ニュース』(2008.5中下)p.18-19 末尾に。 一般(民間)納本の実務わずか六年たらずの身ながら、岡田温、彌吉光長、山下信庸、斉藤毅、鈴木修一、高橋良夫、藤代清吉、青木實(敬称略)各精霊に欠礼を…
平賀末雄「社内雑誌論」『プレスアルト』(51)p.1-6(1942.1) 我国の会社、工場に社内雑誌の現れたのは最近にのことで労働運動の終焉前後に発生したものが殆んどで、アジテーションとプロパガンダの武器として持つて居た労働新聞に対抗して出来たものと見る事…
列挙書誌学に染め上げられちまった図書館情報学系の連中には、「正本も複本もない」とか「複本記号なんてなくていい」とか、まるで本屋さんみたいなアタマになっちまってる奴もおるけれど、分析書誌学的には、受入印とか登録印とか、日付印やら奥付やら書き…
こんな文献を読んだ。 ・太田真舟「戦前の納本・検閲:内務省の発禁本について」『日本古書通信』40(10) [1975.10] p.5-7 この昭和50年頃、ちょうどLCから内務省発禁本コレクションが国会に返還されたので、それにあわせて書かれた記事だとある。 中身は内務…
いちど友人の論をそのまま借りて国立まんが図書館の設立提言をしたことがあったけど。 ログをみるかぎりオタクだらけのネットなのに反響はほとんどなし(まーこのブログの読者にオタクがいないのかも)。館員にもオタクってのも意外といないのかもね。 それ…