書物蔵

古本オモシロガリズム

乙部図書

名簿など灰色文献を保存すべきはどこか。

田中一郎/名無しの編集総務さん ‏@ralutake8社が取り扱う個人情報は、学校の同窓会や団体会員などの名簿冊子と電子データの2種類。古書店や廃棄物回収業者、個人、同業者などから購入していた。個人情報:3億件管理 1件2〜30円で販売 消費者庁、名簿…

これはマズイな(゜〜゜ ) 本が集まらなくなるのでは…(-∀-;) ん?(・ω・。) それが狙いかぁ(・∀・`;)

昨日、ツイッターで気付いたんだけど… へー、こんな処分通知書、初めてみた(・o・;) / “15/02/20:「カバーしかない本」国会図書館収蔵不可 :暗黒通信団” URL2015-04-12 21:29:14 via Hatenaどうやら、同人誌出版者たる任意団体?暗黒通信団が、その刊行した…

ダークアーカイブ(dark archive)なる概念があるとぞ。

書きつけを読んだら、ダーク・アーカイブなる概念が米国電子図書館界(?)にあるとか。 ダークアーカイブ(Dark Archive) 非常時の利用に限定し,通常はアクセスできない電子的アーカイブのこと。代表的な. Dark Archive サービスには,「Portico」や「CLO…

帝国図書館における発禁本について

大滝則忠「戦前期出版法制下の図書館」『参考書誌研究』(2) p.39-53 (1971.1) 読了。 当時の最先端の研究ではあったろう。出版法制については当時の水準および価値観なのでもはや使えず。概念整理も不足。たとえば「普通出版物」と云った概念を注釈なしに使…

マンガの納本もれとマジメ公務員

マンガの納本モレが話題になったようだけれど 人気漫画が国会図書館にない 「文化財」伝えられない危機も 2011/8/20 Jキャストニュース http://www.j-cast.com/2011/08/20104770.html どうやらこの記事はつぎのはてな匿名ブログに触発されたものらしい。 国…

日本近代「小冊子(パンフレット)」の歴史:資料論として

小冊子という日本語は江戸期から、簡易な冊子という意味で使われていたが、ここでは、近代の「パンフレット」の訳語として扱うね(o^ー')b 江戸期の話 いま「日本大百科全書(ニッポニカ)」を見ると、 パンフレットの最初は1601年、当時イギリス最大の商業組合…

アングラ・サブカル資料を集める条件としての制度設計

なんだかいろいろ載ってそうなので、『図書館界』の最新号を入手して呼んでみた。 革命にはソーカツが 巻頭のエッセイは順々先生の「時給850円の有資格者、専門職ルーキーたち」というもんなんだけれど… 大酒呑みの藤野幸雄先生と酒をまったくたしなまれなか…

『日本古書通信』(4月号)

めずらしく『古通』4月号をぱらぱらと座り読み(いつもは立ち読み(^-^;)アセアセ)。 書誌学者の小出昌洋「随読随記」に,掃苔家,磯ケ谷紫江(いそがや・しこう)が出てきた。紫江のやっていた「紫紅会」のことが『紫香録』にでてくるという。昭和10年4…

乙部図書

帝國圖書館の資料区分(甲乙丙)についちゃぁ,一般の本にはなかなか載ってない。立ち読みしたら載ってた。 人の読まない本を読む : 赤耀館読書漫録 / 山下武著. -- 本の友社, 2005 乙部図書の整理状況を見る とかが書かれてある。1998年ごろ,友人職員…

乙部(おつぶ)について(つづき)

部屋の整理してたら友人からもらったコピーがでてきた。しばらくまえに書いたもん(乙部図書館史の教訓)の根拠となる部分。 岡田先生を囲んで / 岡田温先生喜寿記念会. -- 岡田温先生喜寿記念会, 1979.6. -- (図書館の歴史と創造 ; 1) これのp.16-17で,旧…

乙部(おつぶ) 図書館史の教訓

で,この格好の例があるのだ。図書館にも。帝國圖書館ね。乙部(おつぶ)って聞いたことないでしょね。ごく一部の愛書家には話題だったんだけど(山下武とか)。 いまでこそレトリックでそこの後身も資料保存!なんていうけど,あそこの戦前の本来的指向って…