書物蔵

古本オモシロガリズム

2005-02-19から1日間の記事一覧

 結論

読書家は,いまのうちに神保町で古本を買うしかない(って結局それかい!(笑))。註) メメックス みんなPCとかインターネットとかって呼んでるけど(笑)。 財政民主主義 租税議会主義なら,行政府は支出に関しては勝手にできるし,議員を説得すればよい…

 旧来のストック機能の低下

でも,ふた昔くらい前まで,出版社も古書店も,けっこうストック持ってたんすよ。だから図書館がヘボくてもよかった(笑)。ところが,出版社はどんどん在庫を裁断するようになるし,古書店は,新古書店(ブックオフ)に駆逐されちゃうし。もちろん神保町は…

 本1冊を1年寝かすのにいくらかかるか 教科書に書いてないこと

でも,そのストック機能にいくらかかるのか。古書店がどんなに安く本を仕入れても,保管代がかかるわけだす。 これは古書店の高原書店(町田市)の通信に書いてあったことですが(1990年代半ば),1冊の本を1年,倉庫に保管しとくのに約100円かかる…

乙部(おつぶ) 図書館史の教訓

で,この格好の例があるのだ。図書館にも。帝國圖書館ね。乙部(おつぶ)って聞いたことないでしょね。ごく一部の愛書家には話題だったんだけど(山下武とか)。 いまでこそレトリックでそこの後身も資料保存!なんていうけど,あそこの戦前の本来的指向って…

 とりあえず40年寝かす場所を

資料保存がらみ,って,すぐレトリックになっちまうから,ここでは具体的な話にするために,何年が保存・ストックなのか決めちゃう。とりあえず2世代40年分でいいや(ほんとはもっとなんだけど) 当座の役割をおえた本の長期的な価値ってのは,きまるまで…

 フローとストック

図書館の文献提供を,経済学的にフローとストックになぞらえたのは,東大の根本彰氏の本が初見でした。それがどこまで実証的に語れるかはともかく,たとえとしてナルホドです。 コレクションの形成と管理 / 三浦逸雄, 根本彰共著. -- 雄山閣出版, 1993. -- (…

 古書の流れ 日本と欧米で逆

ある人と話していて,こんな話が。「海外では古書の流れ方が日本と逆。日本では,古書店→図書館だが,海外では図書館→古書店である」と。なるほど。だからわても数年前, Protecting the library and its resources, a guide to physical protection and ins…

 サンシャインの奥でせどり屋さんに

4Fの催事場の即売会に10:05につきますた。いろいろ面白いものが。なによりオヤジッチの本のとりあいが。目の前で中公文庫かっさらわれました〜(笑)。 ※あとでセドリ屋さんの日記みたら,その本のタイトルが。むむ,またもややられました。 でもいろいろ拾…