書物蔵

古本オモシロガリズム

これはマズイな(゜〜゜ ) 本が集まらなくなるのでは…(-∀-;) ん?(・ω・。) それが狙いかぁ(・∀・`;)

昨日、ツイッターで気付いたんだけど…

どうやら、同人誌出版者たる任意団体?暗黒通信団が、その刊行したブツをば納本したら、これは要らぬ、という処分を受けたらすぃ〜(´・ω・)ノ

〔2015〕15/02/20:「カバーしかない本」国会図書館収蔵不可
国会図書館では書籍を収集する際にカバーを捨ててしまうということが 問題視されていますが、是非を確かめるため「カバーしかない本」と称して カバーにだけ印刷をし、本文は真っ白の本を作って納本したところ、 下記に示すように、執務参考資料として「一般の利用には供しない」という 決定が下されました。 この問題を広く周知するため、決定文書を公表します。
http://mikaka.org/~kana/d.htm?news72-newsread-j.html

これはびっくりである( -Д-)ノ

「制度が変わって、寄贈手続きが異様に煩雑になった」とぞ

後学のために、同サイトを、我らが国立中央図書館(national library)の名で検索したら、こんなんも出てきた。

12/06/11:国会図書館への納本について
夏コミで、国会図書館への納本代行を企画していましたが、先日国会図書館担当者に伺いましたところ、昨年秋から運用が変わり、発行者自身以外が納本する場合は「寄贈」という扱いになり、事前に寄贈本のリストを作成したり、所蔵の確認を行う必要が発生したとのことでした。(以下略)
http://mikaka.org/~kana/d.htm?news50-newsread-j.html

へぇ、2011年の秋から、「運用が変わ」ってたのかぁ…(・o・;) ぜーんぜん知らんかった…┐( ̄ヘ ̄)┌

●お隣さんが国会図書館本のサークルだったのですが、国会図書館への納本委託は今回から受けつけられなくなりました。制度が変わって、寄贈手続きが異様に煩雑になったせいです。
http://mikaka.org/~kana/d.htm?syurabaold-m.html

「制度が変わって、寄贈手続きが異様に煩雑に」とはとは(・o・;)
こんなんもある(・o・;)

15/04/07:「円周率の練習帳」国会図書館収蔵不可
http://mikaka.org/~kana/d.htm?news73-newsread-m.html

ほへぇ(・o・;)

ん?(・ω・。) それが狙いかぁ(・∀・`;)

と、ほへほへおどろいてゐるばかりが能でないので、この現象をチト考へてみる(゜〜゜ )
かういったことを考える際には、いくつか概念装置をつかふのがよろしかろ。でないと、

とりあえず敗北過ぎたので、そのまま国会図書館に送ってみました(テロ)。大丈夫大丈夫、どうせ執務参考資料としてゴミ箱に捨てられますからハハハ(汗
http://mikaka.org/~kana/d.htm?sarashi-j.html

と、乾いた笑いをするしかなくならうといふものぢゃ(゜〜゜ )
ヒントは、国会図書館がはの書面やホムペ文などには全然なく、むしろ寄贈者がはのココロのことば

制度が変わって、寄贈手続きが異様に煩雑に

といふ主観的な感想文にある。これは端的にいってストリートレベルの官僚制といふやつだぁね。
しかしたったいま館がはの文言はどうでもいいとしたにもかかはらずこだはると、「執務参考資料」という字面からだけではゴミ箱に直行と解釈しづらいが、暗黒通信団氏は担当者からそのやうに口頭で説明されたのだらうか?(。´・ω・)?

いろんな意味での資源配分の齟齬では(σ・∀・)σ

いままでサブカル研究が大事などとふかしてをきながら、実は拙者それほどはサブカルに信仰心も思い入れもさほどでないといふ情けなさ(o・ω・o)
国会図書館には1000人からの職員がゐるといふのだから、それこそマンガ同人誌などの熱心な読者、コレクターや、さらには実作者、頒布者、ともすると出版者などもゐるのではないか、と容易に想像つくのだが、さういった人々は、かやうな「運用」の変更にどのやうにかかはった*1のだらうか???(-∀-;)
薄い本が怒涛の如く押し寄せて、とても処理できんといった事態になったらば、わちきが館長だったら、
(削除)
と。もちろんこんなことは論理だけでいへることである。

出でよ! ジャーナリズム的アカデミズム

批評なきものは必ず堕落するとは友人の言であったが、図書館業務には一般世論よりまへに、図書館情報学なるものがあるぢゃあ、ありませぬか。
行政学のほうから「ストリートレベルの官僚制」なる用語を、そして一方で、図書館史のほうから「乙部」。また現行制度(?)から「整理区分」といふ言葉を拾ってきて組み合わせれば、りっぱな小論が書けることになりましょうぞ。
サ、サ。つくばの図書情系やら慶應の図情やらの学部生あたりで、ちと気の利いた論文をバ書きたしと思ふ者はぜひぜひ蛮勇をふるって論を組み立てるがよろしかろ。

追記

いま拙ブログをタグ「乙部図書」で検索すると、なんとびっくり(@_@;) ちやうど2011年夏ごろの、ネット上におけるこんな記事が。
http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20110806220531
ははぁ、直接の原因はこれだね(σ^〜^)σ

*1:かかはらずとも、残念ぢゃないのかね┐( ̄ヘ ̄)┌