書物蔵

古本オモシロガリズム

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

パチンコ式を叩いてみれバ、半分開架の音がする

セミ・オープン(準開架、半開架)につきてさらってみる 森さんが、図書館学中の奇書、渡辺正亥の用語辞典から、semi-openというのは英語にないといふ指摘を拾ってきてくれて、 すわ(゚∀゚ )アヒャ こりは日本主義図書館現象!(≧∇≦)ノアヒャヒャ とて、戦前からの専門…

広瀬ちかが三田村鳶魚邸(東中野駅と中野駅の中間)の書斎を訪れた際の話。

広瀬ちかが邸(東中野駅と中野駅の中間)の書斎を訪れた際の話。 この庭を眺める書斎の奥寄りに机を据え、側にも背にも、書物が積み上げてある。何しろ、和本が主であるから昔ながらの短冊型の本箱が並び、積み重ねられてある。世田ヶ谷の柳田国男先生の書斎…

「開架」について専門辞書瞥見

『図書館情報学用語辞典. 第3版』(丸善, 2007.12)には「開架式 open stack system」や「安全開架」自由開架」はあるけど、「半開架(準開架)」はないなぁ(´・ω・`) わちきの愛用していた『図書館用語辞典』(角川書店, 1982.10)はさすが、「パチンコ式」…

ちょっとなんともいへぬ気分(´・ω・`)

かやうな知らせをM氏よりうけた(。・_・。)ノ ノーベル賞作家の川端康成(1899〜1972)の全集(37巻、新潮社刊)に未収録の小説、評論など41点を、一橋大学大学院生の石川偉子(よりこ)さん(33)が確認した。なかには雑誌で目玉扱いになった…

「読書」の類義語→「看書」

文献 書を読むは書を看るに如かず--荻生徂徠と近世儒家言語論 (近世思想史再考) 宇野田 尚哉 思想 (809), p21-45, 1991-11-00 「シンクタンク」についての本を拾う 神保町の会館でうろうろするも、まったく拾えない(´・ω・`) すると、Mさんが「これ、佐藤健…

「セルフ・レファレンス」の提唱者没す:斎藤フミオ氏の日本レファレンス史上の位置づけについて

なんだか図書館雑誌のnews欄の訃報、やけに沢山並んでいるなぁと気になった(*´д`)ノ 平野美恵子 北嶋武彦 田屋裕之 斎藤文男 岸美雪 同じ号で、訃報5人中3人までも国会がらみとは、こりゃあなんだΣ(゚◇゚;) さういへば昭和30年代だったか、旅客機が落っこちて…

半開架 semi-open shelves system (蔑称:パチンコ式)はかようなるもの(写真)

id:wackunnpapaさんが「パチンコ式」の映像を探しておらるるやうである。 さういへばこのまへつれづれに見たなあとて、戦時中の事例なれどご紹介。 パチンコ式とは、図書館における図書の陳列方式の一つで、本来、「半開架」と英語の「セミ・オープン」の翻…

もにゅ

深夜、むつかしきメールがMさんより来る(ρд-)zZZ はやくねませう(*´д`)ノ

memo

そもそも女学生は読書欲が少ない? 貸本屋の読書観(現代の女学生;20)/天民 東京朝日新聞1911年4月24日朝刊5頁 天民(松岡?)が現代の女学生ルポを書いていて、貸本屋に取材しているのだが、これが結局、「女学生にして貸本屋の本を借るもの少きは、種…

戸坂潤の図書館論がイケてる!

なかなかによいΣ(゜∀゜;)

「抄録誌が作成される専門分野は限定されている」:エロ図書館情報学、あるいはエロ本書誌学の試み(σ^〜^)

エロ図書館情報学の試み エロと図書館、あるいはエロと図書館情報学については、ちょっとした文章を『マンガ文献研究』の特集エロに書かせてもらったことがある。 書物蔵「エロと図書館 (特集 エロ)」『マンガ文献研究』(2) p.21-16(2010.6)図書館に所蔵さ…

均一祭に二度行く(`・ω・´)ゝ

うーん、もにゅもにゅ(ρд-)zZZ と、起きだしてみれバもう9時過ぎΣ(・ω・ノ)ノ! これでハ均一祭に遅れてしまふとてモーレツダッシュぢゃ!`・ω・´)oシャキーン フゥフゥ、なんとか10分遅れぐらいかしら。。。(;´▽`A`` それっ! とちげき〜 通俗図書館学復興の…

めも

内務省警保局 編. 出版警察関係資料集成. 不二出版, 1986.4. 8冊 ; # http://books.google.co.jp/books?id=aFFOAQAAIAAJ&hl=ja&source=gbs_book_other_versions

クレクレたこら

クレクレたこらに2度会った(σ^〜^)

趣味と学問

昨夜と今朝と違ふ人相手に基調低音は同じ。 学問は究極の道楽だと思ふ。 道楽で身を持ち崩す人もいる、ぐらいのことを友人が言ふてゐた(σ^〜^) まあドーラクといふか、趣味ではあらうなぁ(*゜-゜) 趣味のきはまったものが学問だと、わちきは思ふテをる…

出版行政史「として」読める文学研究

まだない学問ジャンルたる日本近代書誌学において、出版史やそのサブ領域たる出版行政史はきはめて重要とは、これは言わんでもわかるわな(゜〜゜ ) 1990年代にあった日本近代書誌学協会の会報を大変な苦労をして(笑)極秘裏に入手して読むと(国会図書館…

すべては目録にはじまる?:趣味発、目録経由、研究行きo(^-^)o

うーむ(゜〜゜ ) なかなかに含蓄あるお言葉。。。 ちしめんどう・きゅうさいさんのHP「XX文学の館」(エックスエックスぶんがくのやかた、とでも読むのかしら? それともバツバツぶんがく?)を随時参照することがあるのだけれど、そこにある「別冊太陽「…

「こんちゃんのトンカチうたじまん」っていつの時代のひとか

といわる(σ^〜^)σ

スペックとファンクションないしオペレーション

スペック(諸元)というのはきっかけにすぎない。 実際の働きは、実際に運用してみないとわからない。 とゆーことは、軍事オタクなら一般人よりわかるかな。 烈風が時速626km出るよ、とて、どーせ誉エンジンでせう、ろくに稼働しないよ、とか。 昼メシでマジ…

『ブルータス』最新号の「古本屋好き」のオモシロ記事はコレo(^-^)o

BRUTUS (ブルータス) 2013年 6/15号 [雑誌]出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2013/06/01メディア: 雑誌この商品を含むブログ (16件) を見る古本屋特集でオモシロかった記事はいくつかあるのだが、そのひとつがこれ(。・_・。)ノ 「古本屋の開き方と、…

「通信」の定義例(昭和末年)

森さんに近藤芳正による「通信」定義を見せてもらい、んではついでに「逐次刊行物」の語誌でもしらべるべぇと見てみたが。 「逐次刊行物」の語誌 どうやら明治末年にすでに図書館界で用例のある言葉らしい、ってか、館界固有の用語といってよいだろう。実は…

『満洲出版史』を買う

昨年末に出て、買わねばなーと思いつつ、値段がちと高いと迷っていたものが、なんとさっそく日本の古本屋に安めに出ていたので、買いにいく。 満洲出版史 / 岡村敬二著. -- 東京 : 吉川弘文館 , 2012.12. -- 6, 333, 10p ; 22cm. -- ISBN 9784642038171 ; (B…

『ブルータス』最新号の「古本屋好き」を買ふ

無印に連れてけといふので送る。 ん?(・ω・。) このまま高円寺へ行ってしまへ、とて、筋斗雲で高円寺へ。 高円寺へ行ったが、ついでに新刊書店で、雑誌『ブルータス』最新号の「古本屋好き」を買う。 パラパラみたが、大変にリキの入ったよい特集と思う。BRUT…

ユーセンくんが一般雑誌で言及されていた(×o×)

『出版ニュース』5月中下旬号を読んでいたら、びっくり(+o+) 『マンガ文献研究』というミニコミがある。 ほへー( ・ o ・ ;) わちきもそのミニコミ、知ってるよ(σ・∀・)σ 編集発行人は松田友泉さんといって、最近はトマソン社を主宰。〜一九八四年生ま…

珍書屋の限定出版部数について

これはいとも珍なる論文Σ(゜∀゜;) いやぁ、「酒井潔」をキーワードにググったら、なんとも奇なる学術論文に出会ってしまった(^-^;) ってか、この3部作なんだけれど。 金沢 篤「「カーマ・スートラ」は如何に受容されたか?--『印度愛経文献考』周覧(1)」…