書物蔵

古本オモシロガリズム

広瀬ちかが三田村鳶魚邸(東中野駅と中野駅の中間)の書斎を訪れた際の話。


広瀬ちかが邸(東中野駅中野駅の中間)の書斎を訪れた際の話。

この庭を眺める書斎の奥寄りに机を据え、側にも背にも、書物が積み上げてある。何しろ、和本が主であるから昔ながらの短冊型の本箱が並び、積み重ねられてある。世田ヶ谷の柳田国男先生の書斎を、一度拝見したことがあつたが、あちらは、開架式図書館のやうで、通路にキャタツが置かれてゐた。近代的ライブラリーといふべきで、此方とは対照的なのを想起させられる。