書物蔵

古本オモシロガリズム

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

森さんより着電。ちょっとのつもりが。。。(^-^;)

オタどんのエントリにびっくりしていたら、もりやうすけ氏より着電。 ちょっとのつもりが長話に(^-^;) だって、書誌バナシだったんだもん(´∀` ) メモ。 colleague は、コリーグと書くべきこと。 ALA図書館情報学辞典のISBNのふしぎ。4621032917(1988/09…

田口稔、昭和19年に読書論をまたもや出す(σ・∀・)

圭角のある満鉄図書館員だった田口稔の本は、満洲モノだからどれもみんな高いんだけれど、値段もつかないぐらいなのは康徳10年(1943、つまり昭和18年)に出た『読書遍路』なんだけど、実は同じ読書モノで康徳10年(1944;昭和19年)に出たものがあることが…

質を測るっち!`・ω・´)o でもメジャーがない…(´・ω・`)

インデクシングの実務 むかーし、現役のころ、indexingの実務をしていたことがあったが、1日中indexingをしていても、出来高は最大で40冊ぐらいであった。もちろん、事実上indexingとはいへない小説本ばかりなら、913.6か、933.7をつけるだけだから、200冊*1…

めも

昭和14年 7月 地方庁より報告 司法処分 愛知県下に於ける猥褻罪被疑事件 猥褻写真並に春画の複製頒布 社会各層の業者約八十名 同県下の禁止出版物の知情頒布事件 かねてより風評「一部書籍販売業者に於て〜インポン其の他の日員つ出版物乃至は発売頒布禁止出…

序文の索引:はじめての主題の本のNDCは間違いやすい

某所で次のようなオモシロき索引をば瞥見。 序文検索 / かわじもとたか. -- 杉並けやき出版, 2010.10 かわじ氏はこれまでも古書目録データをもとに、オモシロ目録を作ってきたお人である。なにやら古書展にも出入りなすっておらるるやうで、こりゃースレちが…

火災保険の業界雑誌

『雑誌年鑑』は昭和14年版からしかないので、それ以前(昭和5年版から13年版)は東京堂版の『出版年鑑』を見ることになる。ちなみに、書籍商組合版の『出版年鑑』には雑誌リストがない。 みると昭和13年版の「雑誌総目録>特殊雑誌目録>経済・産業」の項目…

愛書家名簿

『古通』(2007.2)に二見和彦氏が「蒐集家名簿の話」を書いていた。 欲しいなぁ…(* 'ρ ') と思ったのは3年もまへ。 NDL-OPACにもWebcatにも見あたらず。と思ったら、『日本愛書家名簿』(昭13)は国会や九大、あと大陸にもあるみたいだ(・o・;) さらに都立…

法律違反をあへてした、ワルイ子のジュガク・ブンショーちゃん

先週、神保町で拾った『本の本』完揃いをつれづれに読まんとて、2巻11号をば風呂につかりながら読んだんだけれど… 壽岳文章「わが『書物』の思い出」『本の本』2(11) p.6-9(1976.11) いきなし、吹いた(≧∇≦)ノ 私が向日庵本〔寿岳の私家版〕作成に情熱をそ…

ヨコジュン・コレクションの展示会があるとぞ

SF

オタどん向きのネタ http://kosho.ne.jp/blog/2011/01/_.html 来週の金・土の2日間だけ、SF古典の展示会が東京古書会館(神保町駅ちかく)であるとぞ。 ちやうど神保町でがらくた市、五反田で遊古会が開かれる日だね(゜〜゜ ) これは朝からかけつけるべぇ…

お昼に聞いた業界バナシ:図書館指定管理者否定発言

純粋まっすぐ直営派の人々が、鬼の首とったかのように喜んでいるという噂の大臣発言って、これだったのね(´▽`*) 私などはいつもよく言うのですけれども、例えば、公共図書館とか、まして学校図書館なんかは、指定管理になじまないと私は思うのです。やはり…

びっくり

趣味の地図史で、火保図、外邦図、地図統制の3つを考えとったんだけど、火保図はたんとうしゃさんがやってくれそうだから任すとして外邦図はここ数年でものすごーく研究が進んだやうである。 ぢゃあ、地図統制でもやるべ、その手がかりには統図番号がイチバ…

日本における火災保険地図 関連文献年表(改訂版)

注:[米][英]はそれぞれ米国、英国での出来事 太字はわちきが入れた時代区分もどき 年代からはじまっとる項目は参考事項かわちきの見方 ( )内は著者名+刊行年など典拠情報 ※はわちきの注記 火災保険地図/火災保険図は「火保図」と略す 前史 1666 [英]ロン…

未見だった論文を読む

牛垣雄矢「昭和期における大縮尺地図としての火災保険特殊地図の特色とその利用」『歴史地理学』47(5) pp.1-16 (2005.12) いやサ、わちきが火保図を調べた直後に火保図を使った地理学文献が立て続いたのも皮肉な話ぢゃ(゜〜゜ ) これは歴史地理の論文な…

書評のない日本国から、切実なる訴え:附.ヨミダス記事書誌の特徴

ヨミダスDBで、どんなふーに書誌データができとるのか、みてみんとて、出版広告でなく、書評を求める投書を見てみた。 寄書(よせぶみ) ○新聞紙ハ、御布告を始め御政体から学校、またハ世間の事柄、物の価から見世物の評判までも、居ながら知る開化の道案内…

waiwai

ショック… 林宏樹さんが亡くなられたらしい…

たった今、次のブログで林さんが逝去されたことを知り、ショック…(-∀-;) 日本の絵葉書界巨人 林宏樹 http://collector.exblog.jp/15742426/ うーん。いつも元気そうだったからなー 2008年に〇〇〇×××をあつめはじめるにあたっては、いろいろ教えていただい…

火保図の歴史について

ある文献を見たら、トンでもないことがわかった(≧∇≦)ノ

森さんと電話(〃^-^)φ

『書物誌展望』がぜんぜん展望してない件。『読書標』のとこで、アヤシゲじゃなかた(^-^;)いつもの古本人脈と少雨荘がいっている件。 戸坂潤をマルチリかなんかとみな勘違いしている件。 『図書局年報』について。

けふもふるほにゃ、いやフル本屋

矢口書店さんに格安で出ていた『はだかの昌三』(いもずる最終号)をとりに。2500円。 ついでに(ほんとか?)カンダの古書会館へ。 『古書通信60年』を拾う。500円。これ、お風呂んなかで通読したが、知りたかった部数のことはでてこかなった。けど、最初は…

いままんがきっさで

むかいのブースに人が入った ってなんでわかったんだと思う? 足の先がこっちへ出ている… それも、冬なのにサンダルはだし。 これはこの指に備え付けのボールペンを突き刺せ、との神の指令か…

ひさしぶりに漫画喫茶

『電波の城』vol.11読みすすむ。 P.45から数ページでてくる都立台場図書館って、資料に国会図書館の写真を使ったね。 それはそうと。 組織人は大変ですなー… きのふこの単語を何回使ったことか 1時間しのごのしのごのとしゃべったら、のどがいたくなったよ …

ひさしぶりに漫画喫茶

『電波の城』vol.11読みすすむ。 P.45から数ページでてくる都立台場図書館って、資料に国会図書館の写真を使ったね。 それはそうと。 組織人は大変ですなー… きのふこの単語を何回使ったことか 1時間しのごのしのごのとしゃべったら、のどがいたくなったよ …

ブラタモリ

このまへのブラタモリに古地図収集家が出てきたといふ。 そんで、公共図書館としてはほぼ唯一ではあるまいかと思へる地図図書館、岐阜県立図書館の地図センターになんと!地図を寄贈してをられるといふではないか!!! びっくりしたですら、さやうな奇特な…

memo

江戶・東京学研究文献案内 前表紙 大串夏身, 江戶・東京資料研究会 0 レビュー 青弓社, 1991 - 352 ページ42 ページ 一覧』(千代田区立千代田図書館 1982 )、『京桷図書館所蔵火災保険図目録一一沼尻 ... 〈火災保険図〉とは、火災保険会社が地図作成会社に…

普通出版物の定義

『出版警察概観』(昭和7)を見てたら、復刻版p.196の表「最近十年間に於ける普通出版物納本数年表」にこんな記述が。 〔前の年次の報告書で〕「普通出版物」とは、出版法に依る出版物中、同法第二条但書に依る雑誌、及び官版を除外したるものを指称し、即ち…

民間地図出版史

ご存知と思いますが… 戦前期のよく見えない出版界の状況は、戦中期の統制によって把握できるのです。 んで。 火保図がらみで民間地図出版の歴史を調べ(ようと)したことがあったのぢゃが、一部、商工地図などでオモシロな研究があるほかは、研究はあんま進…

代謄寫(代謄写)について新資料

印刷物に刷り込まれた「ダイトウシャ」(といふのは便宜的な読みで、ほんたうは「とうしゃにかふ」と読む)について新資料。 昨日深夜、ログから拙ブログ関連語彙を検索していてびっくり(*ω*;)´´したのだが。 「昭和十四年・出版警察執務要(翻刻)」山形県…

黒岩さん書誌(補遺2)

補遺1はこちら 黒岩比佐子人物書誌おまけ http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20101203/p2 書誌本体はNEGI氏んとこ 黒岩さん 雑誌掲載一覧 http://d.hatena.ne.jp/foxsya/20101201 職業的書き手になるはるか前のものであるから、皆が読むべきものとはいえ…

行列に並ぶ夢

昼休みにある人と名物ラーメンを食べることになり、バスで出かける。途中、古本屋があるが寄らず。店へ着いてみると長蛇の列。めんどくせーとおもいつつ並ぶ。 と、 おや、思ったよりずんずん列が進むよ といったところで目がさめた。

著者略歴の歴史(本人が書いた事例)

著者略歴。 明治二十七年、名古屋の町屋に生まる。うまれるとすぐに母を失ふ。中学は当時日比野寛先生(マラソン王)が校長たりし愛知一中。大いに先生のお世話になる。今、昔をおもひ、なつかしさに堪へず。著者の一生に取りて忘れ難き恩人なり。後早稲田の…