書物蔵

古本オモシロガリズム

黒岩さん書誌(補遺2)

補遺1はこちら

黒岩比佐子人物書誌おまけ http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20101203/p2

書誌本体はNEGI氏んとこ

黒岩さん 雑誌掲載一覧
http://d.hatena.ne.jp/foxsya/20101201

職業的書き手になるはるか前のものであるから、皆が読むべきものとはいえないが… 年を越えて追慕しとるオタどん(http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20110102/p1)のために…

別名での書き物

人物文献の調査で重要な点は、どのような名前で検索するかという点。
アタリマエのことだけど、実はかなり注意が必要。改姓、改名、雅号、法号ペンネーム。変名(ex. 青柳秀雄→青柳秀夫、森清→もり・きよし)、ローマ字表記など。網羅リストを作るにゃあ、必ず名前のユレに注意しなけりゃならぬ。
で、ウィキペにもあるように、黒岩さんは昔、清水比佐子さんであったようだ。そこで二つの書誌を足しておきたい。

1979年版のHPを見ると、このクラブはテキストをHTML化する予定であるらしい。
ちなみにこの『会誌』or『部報』の図書館の所蔵は当該大学の図書館に限られる上、かんじんの当該号が見あたらず、いますぐにはちと読めないようだ。

  • 三田軟式庭球倶楽部會誌. -- 東京 : 三田軟式庭球倶楽部
    三田 :3階慶應保存用 :1<1953>-3<1955>

このクラブに関しては、次の文献があるようだ。

若き日の黒岩さんが載っているかもしれない。

担当者としての書き物

1981年に大学を卒業した黒岩さんは、PR関係の会社に就職したという。ネット情報によると、どうやら、「ユー・ピー・ユー」という会社であったらしい(http://d.hatena.ne.jp/ichijoji/20041115)。
この会社は、

を出した会社であったそうな。
結構いろいろな雑誌を出しているので、1981年より後のそれらを通覧すると、もしかすると黒岩さんが担当した記事が拾えるかもしれない。かなり大変だろうとは思うが、実際に通覧するとなると、国会か、大宅へ行くことになろう。でも、担当者はふつう著者名として論題脇や目次に記載されんので、大宅のDBには採録されず(ってか採録されとる分は書誌本体に載っているはず)、結局、国会で多大なる時間をかけて通覧するしかないだろう。
この、「特定雑誌通覧法」とでもいう文献調査の技法は、一見、チカラワザであるようでいて(まぁ、実際、その側面は強いが)、結構、アタマを使うし骨法もあるので、いちどエントリにしてみたいと常々思ってをるところである。