書物蔵

古本オモシロガリズム

新聞記事

新聞集成の引き方

書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo「新聞における出版広告は明治十三年頃から目立つようになるが、十四五年頃からは予約出版ないしは同盟出版広告が大きなスペースを占め始めるこれは言わば会員制限出版のようなもので、同盟員の出資(予約金)により…

やっぱり

書物蔵 ‏@shomotsubugyo書物蔵さんがShotaro TSUDAをリツイートしましたざっと読んだ。主題(慰安婦問題)はともかく、新聞DBを使って通俗計量書誌学をやる際の典型的失敗例としてとても興味深い。 ヨミダス聞蔵も同じ失敗を招きやすい構造。 雑誌記事索引の…

戸坂潤の帝都日日論

さすが戸坂潤(゚∀゚ )アヒャ 私は『東朝』『東日』『読売』『都』の四大新聞を取っている。他に一般新聞では『帝都日日』を見る。この最後の〔帝都日日〕新聞は新聞紙批評欄があるので、ジャーナリズムに就いての時事問題が判り、(これは普通の新聞には載せない…

不良記事の明示は、1919年1月から

以前から、内務省図書課、あるいは警察がどうやって出版者に発禁命令を伝えてゐたのか疑問ぢゃった。 以前、大正10年に使われた新聞発禁の命令書と、大正の年号のはいった単行本発禁の命令書を紹介したことがあるが、これがいったいいつから、というのはわか…

友人が朝倉治彦を…:度日閑言(タクジツカンゲン)を近世と近代の接着剤に

昼飯を喰ってうつらとしてゐたら友人がこんなものを持ってきた。 朝倉治彦「森先生と随筆と」『森銑三著作集 月報』(11)p.2-4(1989.8) 読むと、このまへオドロイタことと同趣旨のことがさらっと末尾に書いてある。 『度日閑言』は、国立国会図書館に著者…

伊藤, 正徳, 1889-1962 || イトウ, マサノリ の本、存外にいい(゚∀゚ )アヒャ 

新聞紙「面」の研究のために、いまこれを読んでをるんぢゃが、存外によい。 伊藤正徳 著. 新聞五十年史. 鱒書房, 昭和18. 475p 図版 肖像 ;http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1037800 新聞五十年史 (1943年)作者: 伊藤正徳出版社/メーカー: 鱒書房発売日: …

面名の成立原理と、その起源:はじめに軟派と硬派があった

3ページ目にない「社会面」の社会記事がいまだに「三面記事」と呼ばれたり、もはら欄には収まらず面をあふれて地上波テレビ面、衛星テレビ面、ラジオ面などと3ページ分にもなってんのに「ラテ欄」などという呼び名があることからわかるように、実は、新聞の…

明治の新聞紙面の構成→3面は「雑」だった

当時の新聞は、一枚の紙を二つ折りにした四ページ建てが普通であった。一面には社説や政治向きの記事など、二面には官庁筋の情報、経済記事など、そして三面には市井のできごとや犯罪記事、花柳界の情報、役者や力士のうわさ話などが掲載されるのが一般的な…

「新聞紙には風俗関係新聞紙といふ特定のものはない」

戦前に「日本観光新聞」的新聞はなかった…ってなにがなんだかわからんか? 内務省の事務官さま(?)が、1936年のメディア状況をソーカツしとる。 新聞紙には風俗関係新聞紙といふ特定のものはない。一時地方新聞紙が中央新聞紙地方版の対策として、三面記事…

戦前期、新聞記事探索法につきて演説

いつもの場所へ移動し、伏せ字につき議論。曙新聞などの探索事例をば披露す。ヨミダス、キクゾウ以外の探索は今だ、この検索の時代に、昭和前期に(!)開発されたる「新聞集成」のたぐひ、その索引を引くことが基本といふ情けなくもトホホな状況であること…

兵隊さんは命がけ!(`・ω・´)ゝメディア論は襷がけ!(。・_・。)ノ

「雑誌短評」欄ってーのが、以前から疑問ぢゃった(*゜-゜) よくヨミダスとかをながめていると、「今月の雑誌」といった記事が文芸欄などに出てくる。 「[今月の雑誌]「中央公論」「趣味」「早稲田文学」「新小説」「太陽」」読売新聞』(1909.02.07)日曜…

索引の有無でどうとでもなる復刻もの

服部喜太郎 すぐ直下に『ドキュメント戦後の日本』『ドキュメント人と業績大事典』の紹介記事があるけど… じつは今回、「白ポスト」の歴史を書こうとしてこまったのがこの「大事典」だったりもする。 (かきかけ)

日経テレコン(新聞記事データベース)

ところで,新聞記事の調べを1年間しっぱなしだったもんだから,新聞記事というものについて興味がでてきた。題字,要約文,本文,図表という要素やら,紙面における位置とか説明した本はないかなと。ほんとは図書館本にあるべきなんだけど,ないな〜。と思…