書物蔵

古本オモシロガリズム

近代書誌学

「ボール表紙本」という語の初出は?

「ボール表紙本」という語の初出は? 森さんに教えられた次を読むと。 鈴木 徳三「明治期における「ボ-ル表紙本」の刊行」『大妻女子大学紀要 文系』(24), p1-4,図3p, 1992-03 ボール表紙本の呼称、並びに定義に関する記述は、筆者の管見する限り見当たらな…

コンセプトか物理的現実を規定してきちゃふ

M語録 物理的条件が広告に左右されちゃふ、ってのがいいんだよね。ボクって観念論者だから Mさんのツイート(´・ω・)ノ經費上裏表紙(大裏)は表紙と別々の印刷だったのを『主婦之友』が「大裏も大切な構成要素ということで、同じ紙質、同じ4色印刷に改め…

みんな大好き紀田順一郎センセ( ´ ▽ ` )ノ

書物蔵‏ @shomotsubugyo書物蔵さんがpugyurataをリツイートしました愛書趣味から図書館論まで、ひろく横断的に実践もし、論じもしたのは紀田先生が最初なのではないかしら(。・_・。)ノ 書斎の機械化の提唱者でもあった。ジャストシステムから本を出したりと…

小林鶯里の文芸社

きのふ届いた広告総覧大正15年版を見ていたら、こんな記述が。 文藝社 東京市牛込区新小川町四 【創立】大正十一年二月十一日 【組織】個人 【店主】小林善八 【創立以来の事業概況】明治三十五年二月十一日文芸通信社と称し、全国新聞社へ創作物文芸記事…

「新聞紙には風俗関係新聞紙といふ特定のものはない」

戦前に「日本観光新聞」的新聞はなかった…ってなにがなんだかわからんか? 内務省の事務官さま(?)が、1936年のメディア状況をソーカツしとる。 新聞紙には風俗関係新聞紙といふ特定のものはない。一時地方新聞紙が中央新聞紙地方版の対策として、三面記事…

〈伏字〉や〈内閲〉についての単行本が出るとぞΣ(゚◇゚;) 

オタどんついーとで知ったΣ(゚◇゚;) 伏字の文化史:検閲・文学・出版 / 牧義之[著] A5判/448頁 本体4800円(+税) ISBN978-4-86405-073-9 http://www.shinwasha.com/073-9.html 伏字の文化史―検閲・文学・出版作者: 牧義之出版社/メーカー: 森話社発売日:…

某氏来る。つどひて青裳堂の転向につきて議論

バイト先に某氏来る。一緒に昼メシo(^-^)o 例の件にて打ち合はせると、わちきの想定より一段グレードUPした案を想定なすっていたと知り(*ω*;)´´ びっくりΣ(゚◇゚;) いやサ、その言や佳し、てふところ(σ・∀・) そのまま神保町へ流れ、東京堂で立ち読み…

聞いて驚け!\(◎o◎)/ 日本近代書誌学協会会報ぢゃ:(;゙゚'ω゚'):

あんなに熱心に大々的に始まったのに!(@_@;) あとかたもなく… だいたいこの「会報」がどの図書館にもない! あの国会図書館にもない! それが… けふ拾えたことですよ:(;゙゚'ω゚'): しかし、近代書誌学協会に参加した人々はどこいっちゃったんだらう…(´ヘ…

拙ブログのまとめ→大変な難事業(;´▽`A``

拙ブログのまとめが大変な難事業だと判った(^-^;) 大場亀夫さんのやうな方がオモシロがれるちと抽象的な話題はここ数年のものがおほいんだけれども、初期の、つまり2005年から数年間の個別具体的なものにもそれなりにオモシロな記事もあり、さらにいへば…

宮里立士(1966-2014)氏死去す

宮里立士(みやざと たつし、1966 - 2014)氏が今年の3月、死去していたのだと『表現者』編集後記にあったのだいう。びっくり(@_@;) まだお若いのに… って、わちき、別に沖縄思想――ん?(・ω・。) こんな熟語あるんか?――にキョーミがあるんぢゃあ、なくて、近…

日本近代書誌学の成立いまだしぢゃ

と、さんざ嘆いたら、 日本古典書誌学だって、もう昭和初期、「書誌学会」の連中がやりはじめて、やうやく、立派な辞書ができたのが近年ことですよ と慰めらる。 いやさ、昨日、オトモダチが集まりて、「内務省納本月報」に注目するんなら「ブックレビュー」…

「木村武雄という極めて熱心な個人」

固有の表現がググブクる際に有効といふことは、一度書いたが、つまり固有名詞が有効な世界でもある。 フト、木村武雄で見てみると。。。 Toshokan kenkyū shirīzu - 第 3 号 - 1 ページ books.google.co.jp/books?id=oupDAQAAIAAJ スニペット表示 - ‎他の版 …

蒐書家人名事典の提唱及び作り方について 2 蒐書家とはなにか

わちきが密かにソンケーしをるツイッター主、ごく一部さまの強い要望もあり、かきすすめてみん。 これはレファレンス処理の技法のひとつかと思うんだけれど、まづハ、蒐書家とはなにか、について考えてみて、その条件にあてはまりそうな人々の情報を多量に・…

古書目録は分析書誌学だ! 国会のダブリから

下記の概要でかなりおもしろいものが書けたのですが,upの際に,なぜか失敗してしまいました。このブログはそういうことが多々あります。とても腹立たしい。なぜだろう,禁止語検閲にひっかかったのか,それともシステムの問題か。(追記。まえのサイトでの…