書物蔵

古本オモシロガリズム

自費出版

自費出版を英語でvanity pressというワケ

昨日、こんな記事をもらった。 「夕刊フジの記事をめぐって:「自費出版"だまし"の手口」に対する業界各所からの意見」『自費出版ジャーナル』vol.14, p.2-10(1999.5) この記事が書かれるきっかけとなったのは次の記事。 「夢を食い物にするなんて〜!/自費…

自費出版についてメモ

同義語? 私家版 自主出版 同人誌 「共同出版」「協力出版」 「個人出版」 自分で本を 自分の本を あなたの本を 万円で自分史、句集、歌集、詩集を作る 本は読むより書く方が 「自著実現」布 本作り 本づくり 雑誌作り 誰でも作れる自分史 売込み出版 ネット…

歌田明弘「セルフパブリッシングは増えるのか?」

歌田明弘「セルフパブリッシングは増えるのか?」が先物買い的記事で示唆的。 歌田 明弘. Digital Publishing(NO.160)セルフパブリッシングは増えるのか?. 出版ニュース.. (2414):2016.6.上旬. 30-31 ISSN 0386-2003 Z21-164 米出版者協会のデータでは米国出…

『同人誌印刷のあけぼの』→ヒジョーに興味深いo(^-^)o

いや勉強になった。 同人誌印刷のあけぼの / 吉本たいまつ (印刷)共信印刷 2015.12 36p. 同人誌印刷史が出版史に絡むわけ わちき、印刷史はなるべく手をださんやうにしとるんだけど――といふのも活字論とかようわからんから――同人誌のような場合、出版(つ…

自費出版

僕は本をつくりたい。 / 荒木スミシ 著 ノンカフェブックス 2011 自費出版の手引き : 自費出版の疑問に答える / 星湖舎編集部 編著 星湖舎 2011 (星湖舎ブックレット = SEIKOSHA BOOKLET ; 1) 本づくり : 「自費出版」の手引き / 佐藤 庫之介/著 札幌 本の…

twilogから

書物蔵@shomotsubugyo古通の最新号に、日本発の国産SF、貫名駿一著を紹介して「著者の経歴を知りたいと思って、八方手をつくしたが〜ジャーナリストだとしか判らなかった」としてをるが、2013年から14年にかけて拙ブログでほぼ明らかになったのは知らんかっ…

印刷所ないし印刷人の歴史

「う」の人は以前から明治初期印刷物については印刷所も書誌記述に入れてほしいと云ふてをる。 出版社の歴史は、まづ以てその出版物自体が史料になるてふことハ、これはMさんの言ぢゃった。 出版物自体でも特に重要なのは奥付であるわけで、その中で、今ま…

自費出版→由作者自行出版

へぇ、2年も前にこがいな大冊がでてたとは知らなんだ。 丘东江 主编. 图书馆学情报学大辞典. 海洋出版社, 2013.3. 1638p ; ISBN 9787502783440 : たとえばこんな項目もある。 図書館保安 libary security 図書館治安の全体的維持のこと。メインは図書館財産…

自費出版の前近代的表現「入銀本」

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

自費出版論関係文献リスト

(編年順)

文献めも

「自費出版歌集の末路」『歌壇風聞記』歌壇風聞記社, 1937. p.68-71 個人で出すもの 委託出版のうち一個人が発行主体となるもの。 私人の集団(同人)や法人(会社など)が発行主体となって委託出版するものは、同人雑誌や社史と呼ばれるが、これらの類型は…

「自費出版」をめぐる概念整理

先行文献 自費出版編集者フォーラム日本自費出版史刊行委員会 編. 日本自費出版史 : 一九〇三-二〇一二. 自費出版編集者フォーラム, 2013.10. 221p ; ISBN 978-4-9907399-1-1 : 大島一雄 著. 歴史のなかの「自費出版」と「ゾッキ本」. 芳賀書店, 2002.1. 294…

「自費出版」の用例

新聞から 朝日新聞 1908年7月26日 朝刊 5頁 東京 2段 記事 「不振会とは掬ちょう、春葉等が組織した文士の自費出版の団体で」 書籍から やっぱり、グーグルブックスは偉大なり。あっさりと用例が見つかる。人文系の学問ジャンルでは、文学史、言語学、一般史…

日本「自費出版」の概念史

このまへ日本自費出版史を拾ったのぢゃが、基本、自費出版という言葉でひっかかるいろんなかとを年表形式にまとめたものだったので、雰囲気はわかるんだけど(とくに昭和50年代以降、新聞記事の紹介が多くなるので)、いまいち自費出版の全体の流れがよくわ…

日本自費出版史

ヘロヘロになりながら原稿提出(~o~) 我乍ら、一文の得にもならんもんを、やうやるのーとあきれるが、これも世のため学問のためと思ふ。 まあでっち上げで完成度が低い割には方向性のよいものが書けたのがせめてものなぐさめぢゃ(^-^;) 電信にて提出し、や…

千代田図書館のちりめん本展示に秋山愛三郎の名を見る(`・ω・´)ゝ

ふとしたことから九段下なる千代田図書館で、展示「紙の本と電子書籍で楽しむちりめん本〜外国人に愛された日本の昔話〜」を見た。画像は同館HPから。 http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20140509-13053/ もちろん、ほんものの布のちりめんで…

国会図書館が納本拒否をしていると朝日新聞投書にあった(・o・;)

声)国会図書館に納本できず残念 / 会社員 茂木房夫(神奈川県 56) 自費出版したエッセー集を国会図書館に納本しようと出かけたが、受け付けてもらえなかった。昨年10月に別の自費出版本を持ち込んだときは、納本できたのだが、残念でならない。 今回、…

けふはどうしたか(*´∀`*)

古本市にいった(´ω`*) まづはせどり御殿に集合す ってか一人(誰かはおわかりでせう)が30分遅刻したので、おくれて出発。途中、出版学会の体力知低下とメディア史学会の話。 一時間ほどかけて土浦に到着。 みなそれぞれ本をひろふ。友人などは図情大25年史…

松本, 清太郎 || マツモト, セイタロウ

やはりどうつかえばいいのか。。。森さんナドは、「挙げられている書目からなにかいへるかも」といふのですが、わちきの力量ではむりぽ(´・ω・`) 古書集覧. 第1輯(昭和9年) 古書集覧発行所 編 (古書集覧発行所, 1934) この古書集覧発行所をやっていたのは松本…

あさもはよから東京停車場へ

とゆーのも、Mさんとおちあひ、新しい幹線に乗りテ、大阪なる古本まつり2連荘をめざすのだo(^-^)o ほんとは土曜を予定していたのだが、たまたま名古屋でも古書会館で即売会があるとて、なれば帰りに名古屋に立ち寄らんとて、日程を前倒しに ( ^ - ^ ; ) …

大阪で古本三昧

(月曜に書くなり) オタどんのいぬまに、あふさかへと進出す といふのも大丸梅田店にて大丸のふる本市(第15回)が開かれとったから(^-^*) 来年からは古本優先主義といたしたい!`・ω・´)o いや実際、古本市(特に初日)へ行けんかったここ二年ほどはツラか…

ん?(・ω・。) 『世界蔵』とな:日本最初のSF『星世界旅行』を書いた貫名駿一

拙ブログのタイトルは「書物蔵」。そして日本最初のSF単行本とされておるのが『世界蔵』 といふことで、チト調べてみた。 星世界旅行 : 千万無量 一名・世界蔵. 第1編 / 貫名駿一. -- 貫名駿一, 明15.6 残念ながら、いろいろな人名辞典を調べてみたが、作者…