書物蔵

古本オモシロガリズム

大阪で古本三昧


(月曜に書くなり)
オタどんのいぬまに、あふさかへと進出す
といふのも大丸梅田店にて大丸のふる本市(第15回)が開かれとったから(^-^*)
来年からは古本優先主義といたしたい!`・ω・´)o
いや実際、古本市(特に初日)へ行けんかったここ二年ほどはツラかったのよん(*´д`)ノ
なにがなんでも初日へトチゲキする体制へ戻すのぢゃ。これぞ古本体勢(`・ω・´)ゝシュピ
それはそうと、エレベータをおりて会場へいくと、あるある、古本の山。結構、量もある。
とゆーことでじっくり二時間以上もねばる。
思ったよりヱがたくさんあったので時間がかかってしまったが、いちばんの収穫は、自費出版入門書が何冊もならんでいたなかにあったこれ
・読書・蔵書・漁書 / 柏木尚武. -- 〔柏木尚武〕, 1976.12
ググブックると著者の本務は法務事務官であるらしい。停年で若い頃からの読書を回顧したエッセイであるが、「『本屋風情』をめぐって」など、おもしろい題材がある。
さらにオモシロなのは、著者、柏木, 尚武 (1904-)‖カシワギ,ナオタケさんの一家は、おどろくなかれ、今で言う「自費出版」一家なのであーる。

わが家では、私家版をつくることがならわしとなっている。

という。柏木, 五百次郎‖カシワギ,イオジロウは父、正一(1899-1920)は兄、春野(-1945)は母であるという。
参考までに検索しえた書誌をかかぐ。

白雲一片 : 柏木正一遺稿 / 柏木正一 [著]. -- [出版者不明], [1921]
老後漫筆 / 柏木五百次郎. -- 東京 : 柏木五百次郎, 昭和16
春野集 / 柏木春野. -- 柏木尚武, 1975

(12/30に追記)
代々私家版を出す一家というのは、これはなんともオモシロな。それも戦前から連綿としてあるというところが気に入ったでち。昨今の「自費出版」ばやりのずっと前だかんね。
大丸