書物蔵

古本オモシロガリズム

自費出版→由作者自行出版

へぇ、2年も前にこがいな大冊がでてたとは知らなんだ。

  • 丘东江 主编. 图书馆学情报学大辞典. 海洋出版社, 2013.3. 1638p ; ISBN 9787502783440 :

たとえばこんな項目もある。

図書館保安 libary security 図書館治安の全体的維持のこと。メインは図書館財産に責任を持つことだが、職員と利用者の安全衛生を守り図書館の防災と危機管理に関与することである。

なんだか概念規定といふより列挙しとるだけのやうにも見えるがの。ちやうど、本朝の学会辞典と、トモンケン辞典をあわせたやうな感じ。意外なのは日本人の図書館学者が載っていること。高山正也先生とか。どんな採録基準だろ???
ただかなり瑕疵がある。たとえば「外文索引」で、欧米人が姓からは引けなくて名からしか引けないとか、タイトルのエントリが、Theではじまるものが、Tのところに並んでゐたりとか、紺屋の白ばかまとはこのこと。
しかしまぁ期待したとおり出版物系のコトバも載っている。

由作者自行出版 self publishing 図書の版面、封面、装丁の設計、印刷や市場開拓などをすべて作者本人の出資で完成すること、商業出版社の幇助のない一種の出版方式を指す。図書出版の資金は往々にして該当図書主題の出資者から来る。またネットを通じて実現される電子出版…

「自行出版」でググると中国語の類語をのせた次のホムペなんか見つかる
www.book4u.com.tw/mybook/payyourself.html