書物蔵

古本オモシロガリズム

2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

閲覧可のみんなにご相談

思ったよりブログの世話ができそうなので、週末公開ぐらいに戻そうかと思うんだけど、みなさまどう思われます? とゆーのも、たとえば西多摩政治文化研究所みたいなわちきの趣味にかなうブログができたりしたので、ちょっと交流したくっての。

「古本大学(ふるほんだいがく)」という表現は戦前から

戦前にもあった「古本大学」 不図、古本大学っていつごろから言ったんだろと思ひて調べてみたらば、にゃんと! 戦前からの用例であることがわかった。ちなみに「古本・大学(こほん・だいがく)」は全然違う意味になっちまうから要注意。 古本大学出版部 編.…

猫のことで

猫が1匹か2匹かでもめとる。。。わちきは0匹なんだが。。。

読書新聞太洋社はゾッキ本屋なり

現在の『新文化』につながる戦前の出版業界雑誌『出版通信』の端本の製本を1冊もっておって、はんどくすることがあるのぢゃが、こんなのがあった。 読書新聞太洋社といふゾツキ本屋が芝から神田へ移転して来て以来、よく日本読書しんぶんしゃとゴツチヤの間…

けふは精密とて

またもや院へ。かへり根津へでて古書ほうろうあたりへ行かうかと思ふも、たまたまオムニバスが来たので飛び乗りテ早稲田へ。 早稲田ではなんと新しい店ができていた。といふか、通販用倉庫の半分で店売りも、という風情。奇人堂さん。 ぶらぶら歩いて古書現…

北関東への古本遠征ぢゃ

けふハ、いそがし、いそがし。 だって3か所も古本モールへ行かねばならんからね。 最初は神保町なる東京古書会館。新宿展がやっておるからの。 ここでは、大串, 夏身, 1948- || オオグシ, ナツミ 先生の本を600円で拾う。 大串夏身 著. ある図書館相談係の日…

公共が国会電子本のターミナルになるって、その先はあるの?

『文化通信』(20012.11.12)p.?に「国会図書館電子納本ロードマップを示す/日図協第98回図書館大会」とて、島根の大会でNDLで電子本の納本やら流通やらを国会さんが報告したのだそうな。 廣瀬課長補佐は、著作権法改正によって、同図書館が電子化した資料…

『図書館雑誌』(2012.12)ゴシップ読み

まーた、重要なことハ、ちっちゃーな活字なんだよなぁ。。。 「協会通信」欄に「常務理事会」なる項目がある。そこにこんな記述(p.858)。 ・職員の給与15%削減については、職員との合意については、なかなかできない問題だと思うが、(略)。 ・会費収入以…

ほしい古本が。。。

いやサ、ブンポさんが古い新書を集めてをったのは知ってをったが。。。 人間変革の記録◇青木新書 林田茂雄、青木書店、1961 初カバ218頁、やくざ・主義者・文学青年らとの多角関係/出版社の住みこみ小僧となる/「赤旗」活版化の歴史的な仕事他 タイトルか…

出版統計の秘密

出版科研の出版統計について、ちょっとした発見をしてニンマリ。 しかし、国会さんのパスファインダー、これに関してわけわからんのはこまったもの。縁なき衆生を惑わせてるよなぁ。。。 ってか、書き方が逆さなんよ。 パスファインダーの要諦は、主題書誌で…

motto候補

♪典拠殺すにゃアホ司書ぁ要らん、似非標目を混ぜりゃよい♪

いさんで行ったが結局、セーミツの日程を決めただけだった(*´д`)ノ やむをえんか。。。(゜〜゜ ) 某さん上京との報に接す。途中、Tさんにあひ、話によれば、美作太郎旧蔵書が出ているとて、いさんで階上に昇る。送りにす。 某所にて某さんと対面を果たす。…

kakikake

日本近代図書館史小考 中村 三喜夫 著、中村 三喜夫、S52.1B5 84pp 通信 時報 内報 月報 季報 古書即売会の主催者同人名。略称ぐろりや 書窓 窓展(まどてん) 浦和宿古本いち(埼玉県) JR浦和駅西口下車徒歩5分マツモトキヨシ前 野外のもの。 新興古書大即…

論文作法

論文の書き方と言った場合、現在では学術論文の書き方をいうが、これは戦前「論文作法」といわれとったもの。ただこの場合、論文に、たんに議論をする文と、学術論文の2つの意味があるのと、作法に、さくほう(サッポー)と読んで作り方の意味とさほうと読…

Mさんと「総合」:図書館学訳語考

Mさんと、図書館情報学の翻訳語論。Union catalogは、やはり総合でなく連合目録とすべきとか、レファレンスサービスの訳語では、「参考」などと「考」の字をつかうのはいけないが、実は「こう」の字の原義は、比べるということだとか。でもわちきは今の意味…

みんなニコニコ検閲し( ^ - ^ )

検閲って知っとる?(σ・∀・)σ こんなチラシをもらった。 用語「検閲」 もともと検閲ってーのは、「しらべあらためること」という意味で前近代から使われてたらしーんだけど(日国)、近代になって特定の場面でのみ使われるようになり、はじめ陸海軍の閲兵の…

オニャノコと古本

きのふヌートリア君とカレーを食っていたら……、って ( ^ - ^ ; ) わちきらが古本をだしてニヘヘ、とかギャハハとかやってたら、美人さんのオニャノコが話かけてきて、日本の古本は米国の古本より古っぽく見えるとぞ。 なるへそ。 時間があったらもっと説明…

「ちょっと遅れるから」といって先立ってしまったヒトの話

きのふヌートリア君とカレーを食っていたら面白い話。 といふのも、わちきの図書館史ゴシップ袋について話したら、いろんな事件の話になって、彼が以前いたところで朝、こんなことがあったといふ。 あー、きょうはちょっと遅れるから とあるメンバーから電話…

満洲国ではもっと著者が必要なのだそうな

国内はどこで読めるかわからない 野間忠義「満洲国に於ける出版界の現況」『満洲行政』4(6) p.26-30(1937) によれば、1936(康徳3)年で満洲国民生部に登録されている新聞雑誌が90種(うち日刊新聞紙25種)でしかないし、単行本出版点数も1936年で771点で…

「合理的」検索手段と分科学 かきかけ

ん?(・ω・。) 2012-12-07 09:13:59 ns6.ndl.go.jp http://www.google.co.jp/search?hl=ja&source=hp&q=合理的検索手段&gbv=2&oq=合理的検索手段&gs_l=heirloom-hp.3...1562.7140.0.7859.26.26.0.0.0.4.265.3731.0j18j4.2 こんな検索があったが、NDLでなんかあ…

書誌小説? いやいや図書館小説でもあり(σ^〜^)σ

昨日、つぎの小説を読了。 六の宮の姫君 / 北村薫著. -- 東京創元社, 1999. -- (創元推理文庫) 六の宮の姫君 (創元推理文庫)作者: 北村薫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1999/06/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 36回この商品を含むブログ (125件)…

レファレンスの奥義とは(σ^〜^)

このまへ、某先生と話したレファレンス・サービス論があまりにわちの壺にはまってをったので、 レファンレンス・トランザクションの奥義をゲットした!(゚∀゚ )アヒャ と、友人にいふてみたら、すかさず、 それって、レファレンス・サービスの基本から一番遠いスタ…

レジはどこだ!:市井人ノ金沢文圃閣ニとちげきスル事

市井人が金沢文圃閣にトチゲキしてみた時のことをたまたま読んだ。 店の中は一件〔一見?〕物置のようで何回か通ったことのある道のはずなのにまったく気付けなかったぐらい狭く〔、〕相反するように本の量は多い〔。〕つまりギッチギチに詰め込まれておりい…

どーにかせねばいかんなぁ。。。

ファイルを整理してたら、こんなん出てきた。 数年前、ゴロウタンに熱中しとったときに見つけたんだった。 日本で最初の移動図書館車たる岡山市立図書館の三輪車の件。 どーにかせねばいかんなぁ。。。わちきが調べたことがまた歴史の闇に消えてしまふ。。。…

総会屋についての主題書誌がある

このまへgooglebookを検索していたら、次の書誌に総会屋関係文献が採録されていることがわかった。 日本証券史資料 戦後編 別巻1 (証券関係文献目録(明治・大正・昭和)). 日本証券経済研究所 編 日本証券経済研究所 1989 DF178-85 びっくりとはいへ、考へて…

第二次蘭書事件の評価をめぐりテある人と

「なんでも書いちゃふから…」なーんてことハ、わちきはしませんよー。ってか、いちおー考へてます(`・ω・´)ゝ それはさうと、さう言ったヒトにこのまへさらに、恥ずかしくってとーていここにすら書けぬ第二次蘭書事件のありさまを申し上げたら、こんなことを言…

なんといふ悪巧みのわちきであらうかの(゚∀゚ )アヒャ:国構えにカタカナのト

支払いはまだぢゃが、いとしの港やさんから(一度、倉庫へ遊びに行き度ひ)、椎の実会の会報がとどいたんで、さっそくパラ見していたら、ある文字にふと目がいき、おもはず、 __ /.:´ ̄ ̄ ̄ ____ ̄ ̄`\ /: : : |書| \ /: : : : : :  ̄ \ 三__|__ : : …

木下茂なる人物

オタどんのお友達、yukunokiたんが詩作や装丁を大正期にしていた木下茂なる人物のプロフィールを知りたがっていたが、これは難物で。 http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20121202#p1 1890年代生まれ。1950年前後没か。京都出身。服飾デザイン関係に従事。詩作や…

金沢文圃閣は古本のワンダーランド

なにやらあやしげな団体が金沢文圃閣に遊びにいったとか(゜〜゜ ) ttp://toshokanshi-w.blogspot.jp/2012/11/20121134.html 普段は目にすることのない事務スペースや書庫まで って(+o+) わちきもむかーし(とはいへ、2005年ごろだったか)バックヤード…

明治論のAmazon書評

明治論―メディアは女性をどう変えたか (NHKブックス No.1198) 佐伯 順子 (著) のAmazon書評欄がすごいことになっている(σ・∀・)σ明治〈美人〉論 メディアは女性をどう変えたか (NHKブックス)作者: 佐伯順子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2012/11/28メディ…